「結婚は『家柄』よりも『人柄』!!」‐②‐

5627927544_53d349a742昨日は「母の日」。
『きらら館』にも、「きらら先生は、わたしにとって“東京のお母さん”」と慕ってくれるMさんからカーネーションの鉢植えが届きました。
Mさん、ありがとうございました。

さて、先週の続きです。

翌週、電話の通り、Tさんに連れられたお孫さん(A子さん)と彼(Bさん)が、揃ってお見えになりました。

Tさん「お忙しいところ、すみません。どうかよろしくお願いします」

きらら「いらっしゃい。さあさ、皆さん、そんなに緊張しないで、お座りください」

A子さん「ご無沙汰しています。先日はありがとうございました」

きらら「ホント、久しぶりねえ。お婆様と一緒にお見えになった時は、まだ少女だったのに、すっかり大人になっちゃって!」

A子さん「すみません、今日は。こちらがB先生です」

Bさん「はじめまして。わたしたちの問題で貴重なお時間を割いて戴いて恐縮です」

A子さん「今日は、きらら先生にも、わたしたちの“味方”になって欲しくて、図々しくお願いに参りました(笑)」

きらら「おふたりの結婚については、先週もお婆様にお話した通り、おふたりの縁談は◎付きの良縁だと思います」

A子さん「でも、賛成してくれているのは、お婆ちゃんだけで、両親、特に母親なのですが、親戚の叔父と伯母も母に同調して、『家柄が違い過ぎる』、『年の差があり過ぎる』って挙って反対。もう勘当されてもいいから、家を出ようかと思っています」

A子さんは、真剣そのもの。まさに恋する乙女の表情です。

きらら「まあまあ、落ち着いて。――わたしも『結婚は、家柄よりも人柄が大切』だと思っています。それにB先生とは、確かに年齢の差はありますが、それ以上にお似合いのカップルだと、太鼓判を押します。でもね、だからと言って、性急に勘当されてもいい、家を出るなんていうのは、どうかと思うわよ」

A子さん「じゃあ、どうすれば?」

きらら「まず、B先生。先生のご両親は、A子さんとの結婚についてはどうお考えなんですか?」

B先生「両親の他、兄妹にも紹介。全員が、ひと目で彼女のことを気に入ってくれ、婚約者として“公認済み”です(笑)」

きらら「A子さんのご両親には?」

B先生「ご挨拶に行きたいと彼女を通じて、何度かお願いしたのですが、未だに門前払いの状態です」

Tさんによれば、B先生は「将来を期待されている気鋭の学者」との由。
育ちの良さを感じさせるおっとりした言葉遣いは、わたしの鑑定通りの好男子。
見た目も、A子さんとの年齢の差を感じさせない若々しい風貌です。

きらら「とすると、“難敵”は、A子さんのご家族だけということね」

Tさん「わたしも息子夫婦には、顔を合わせるたびに、『B先生に会おうともしないで、頭から反対するのはおかしいわよ』って小言を言うのですが、頑として聞かないのです。若い時は素直だったのに、いつからあんなに頑固になったのかしらねえ?(苦笑)」

万事休す。――とはいえ、だからといって、前途あるふたりに「勘当覚悟で家を飛び出しなさい」と言うのも“おとなのアドバイス”ではありません。

きらら「A子さん、ご両親の生年月日を教えてくれる?」

「敵を知り、己を知れば、百戦殆からず」です。

きらら「お父様は、B先生ともよく似た性格で、温厚だし、筋を通してキチンと話せば、分かってくれる方だから、もう少し時間が経てば“陥落”すると思うけど、問題はお母様ね」

A子さん「B先生と母との相性はどうなんですか?」

きらら「悪くはないけど、お父様に比べれば良くないわね。う~ん」

3人の熱い視線がわたしに注がれます。
こうなれば乗りかかった船。

きらら「お節介かもしれないけど、お母様にお会いしてみようかしら?」

A子さん「エッ、本当? 嬉しいなあ。是非、母と会ってください。きらら先生なら頑固な母も話を聞いてくれるんじゃないかしら? ねえ、お婆ちゃん!」

Tさん「そうね。きらら先生、お忙しいところ申し訳ありませんが、ご都合の良い時に京都までご足労願えますか?」

責任重大ですが、こうまでお願いされれば、“人情派鑑定師・きらら”としては、ひと肌脱がないわけにはいきません。 (更に続く)

きらら(5/11)

photo credit: カーネーション carnation via photopin (license)

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