コロナ異変
――2つのドンパチをヨソに、すぐ近くでは平和の祭典。何ともシュールな図式のパリ五輪が終了しました。 「『平和』の定義をもう一度検討しなければいかんなあww。・・・おかしい点は多々あったが、ロシアの選手は出場できないのに、 …
――2つのドンパチをヨソに、すぐ近くでは平和の祭典。何ともシュールな図式のパリ五輪が終了しました。 「『平和』の定義をもう一度検討しなければいかんなあww。・・・おかしい点は多々あったが、ロシアの選手は出場できないのに、 …
華厳宗の本山・奈良東大寺の大仏サマの「頭髪」は、まるでパンチパーマみたいに粒々になっています。 一体、あのヘアスタイルは何を表しているのでしょうか。 遥か昔の話ですが、学生時代に高野山大学を卒業後、東大の大学院に在籍。仏 …
お母さまに連れられて来館した健太クン(4歳)からこんな質問がありました。 「おばちゃん、花火って何のために打ち上げるの?」 年齢に似合わないシャープな質問です。 ――お盆に帰って来るご先祖様が迷わないのための道しるべだよ …
猛暑、酷暑、熱暑、炎暑・・・日本は既に“熱帯気候”になってしまったのかと思うほど暑い毎日、「心頭滅却すれば火もまた涼し」と唱えた武田信玄に仕えた臨済宗の名僧・快川国師もこの暑さには「いやはや、いやはや」と天を仰いでいるか …
なぜ仏様は蓮の上に座っていらっしゃるのか? インドの「国花」である蓮は、「智慧の象徴」であり、また濁った泥水に咲くことから、悪事や嘘にまみれた現世から良いことや真実を導き出すものとされています。 人生には泥水に例えられる …
日本の100歳以上の人口が1万人を越えたのは1998年。 その後20余年で9万人越え。 人生100年時代になるのは案外早いかもしれません。 しかし、DNA的に見た場合、ヒトの本来の寿命は40数年とか。 自然の摂理を遥かに …
アチーッ! 昔から夏は暑いものと決まっていましたが、ここまで暑いとは……(´;ω;`)ウゥゥ ホントに暑い毎日です。 もし、これが言われているように炭酸ガスの影響とすれば、元凶は「自然に優しく」などと美辞麗句を並べながら …
12%の自給率しかない「エネルギー」と並ぶ、我が国のライフラインである「食糧自給率」の低さ(37%)は折に触れて問題にされますが、その危うさが問題にされることはほとんどありません。 分かりやすい例として、よく引き合いに出 …
「情報操作」のために国家ぐるみの宣伝が行われるのは戦争の常。 現在のロシア対ウクライナの場合も例外ではないはずです。 数多の「軍事評論家」の解説を聞いていれば、「真実」のような気がするかしれませんが、所詮は「ひとつの意見 …
「昔はよかった…」 「組織=家」を“核”とした考え方で育った昭和生まれの人たちの声をヨ ソに時代は大きく変わっています。 現在の“核”は「個=個人」です。 「組織」と「個」。――時代の変化は、このふたつの“核の綱引き“に …
6月だというのに夏日の連続。 まさしく「天変地異は人間世界の写し絵」。 乱れ飛ぶ情報に一喜一憂することなく沈思黙考。 こころ静かに毎日を送ってください。 きらら(6/19)
『薄月夜 花くちなしの 匂いけり』(正岡子規) 内憂外患、落ち着きのない世相のせいでしょうか、全然、風情の感じられない今年の梅雨です。 こんな時におススメするのが『おとうと』(幸田 文)です。 きらら(6/12)
有名なのは鎌倉の長谷寺、明月院、文京区の白山神社、松戸の本土寺、栃木の黒羽城址公園、茨城の雨引観音(楽法寺)etc――6月の花のチャンピオンは紫陽花です。 色とりどりの花びらのせいか紫陽花には多くの花ことばがあります。 …
暦には何日か「特別な日」があります。 たとえば一粒万倍日(蒔いた種が後に万倍となって帰ってくる日)や、三合の原理(発展、名声、名誉、金運をつかさどる日)とか、巳の日(弁財天の使者であるヘビが財福をもたらす日)、寅の日(特 …
大抵の童話は「何か」を表しています。 ♪指に足りない一寸法師 小さいからだに大きな望 お椀の船に箸の櫂 京へはるばる登りゆく♪♪ 「一寸法師」が訴えているものは何でしょうか? ヒントは「福祉」。 きらら(5/22)
先週、「桜」の次は「藤」と意気揚々とww挙げたところ、読者の方から「桜の次は絶対、薔薇でしょ!」と“抗議”の投書を何通も戴きました。 そんな声にお応えして今週は「薔薇の花」を取り上げてみました。 ところで薔薇の花ことばは …
立夏。 日本列島は暦を追い越して連日の夏日。 何とも風情のないww五月です。 が、そんな無粋さを補ってくれるのが、紫式部の花といわれる藤の花です。 きらら(5/8)
「歴史は繰り返す」…これは『資本論』で有名なカール・マルクスの言葉とされていますが、実はローマ時代の歴史学者・クルチュウス・ルーフスが“元祖”のようです。 歴史とは「国家や文明など人間社会が変遷した有様のこと」ですが、な …
今年の東京の気候はすでに初夏。 そんな折も折、北海道・函館のお客さまから、五稜郭の満開の桜の写真。 若い時に訪れた際に観た光景を思い出してしまいました。 その桜とも間もなくお別れ。 異常気候で来年は3月にお花見にならない …
先日、きらら館オープン以来のお客さまのひとり、M大学のK教授がご来館。 何かと落ち着きのない「日本」の近未来についての“持論”をいつものようにwwマンツーマンで拝聴。 「シリコンバレー銀行、クレディスイスGに続く次の“候 …
戦前の大都会・上海。 その上海租界の夜に開花、そして終戦とともに散った花。 日本人でありながら、日本人に非ず。 常に時代の先を読み、波乱万丈の人生を送った舞姫の自伝に 令和の時代を生きるヒントがある。 (4/10)
これは日本最初のカナ文字によって書かれた「竹取物語」(作者不肖)の書き出し部分ですが、やがて「竹の中から生まれたかぐや姫は、月に帰る」という粗筋です。 それにしても平安時代にまるでSF物語のような物語が書かれたのか、実に …
本作は、原子爆弾が投下された18年後の1963年に広島を訪れたノーベル賞作家・大江健三郎氏が、原水爆禁止世界大会、原爆被爆者、そして被爆者の治療に当たる医師たちを取材、「広島の、まさに広島の人たちの人間らしい生き」を通じ …
素朴な疑問ですが…花の中でも「桜の花」は、どうして観る者の心に格別の印象を与えるのでしょうか。 桜を通して人間と自然の在り方、さらに人生をかけて一つのことを成し遂げることの偉大さ、素晴らしさを教えてくれるわたしの大好きな …
大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した 山口県出身の童謡詩人・金子みすゞさんは、 短い生涯(26歳)で約500編の詩を遺しました。 何かと騒がしい毎日。 一服の清涼剤として彼女の詩集を読まれることをお奨めします。 …
暑さ寒さも彼岸まで。 最近は何かとご乱行気味の気候ですが、 春の訪れだけは“スケジュール”通り。 改めて自然の偉大さを感じます。 きらら(3/6)
B29の空襲を経験したことのない世代が少なくなりつつある現在、 世相の険悪化に連られて「戦争」に対する抵抗感が急速に希薄化している ような気がします。 いつか来た道――歴史が繰り返されるのも、残念ながら人間は進歩できない …
今週のお奨めは『方丈記』。 鎌倉時代に鴨 長明によって書かれた随筆です。 古文の『方丈記』は苦手(ww)でしたが、今はわたしの愛読書。 この時代にあって体験した地震・飢餓・大火など天変地異に関する記述は穏やかならざる現代 …
梅仕事があるから今まで元気でこられた。 手をかければかけた分だけ、いとおしくなる。 手を抜くと後で必ずツケがまわってくる。 今週は梅の効用から料理を通した人生勉強、人づきあいの秘訣まで、70余年にわたって梅干しを作り続け …
いやぁ、早いものでもう2月です。 近所のお庭の梅の木。 厳寒にも負けずしっかりした蕾をつけて春を待つ姿に感動! その梅の花ことば、――紅梅は優美、白梅は気品。 奈良、平安の時代に「花」といえば「桜」に非ず「梅」。 古代人 …
今年の当欄はこれまでと少し趣向を変え、折をみて「渋谷きらら館」が選んだ書籍(特に古典)を紹介したいと思っています。 その第一弾として本日紹介するのは『雨ニモマケズ』(宮沢賢治著)です。 心静かにご一読すれば、きっと新しい …
年が明けて3週間。 ようやく街に落ち着きが戻りました。 この頃になると急増するのが「入学試験」に関する相談です。 それも受験生本人ではなく、お母様、お婆様からの相談です。 「息子は合格するでしょうか?」 「孫は大丈夫でし …
一月は往く、二月は逃げる――早いもので、もう一月も中旬。 色々な行事の連続で、何となく落ち着かない気分になりがちですが、こんな時こそ自分のペースでお仕事に、勉学に励んでください。 「新年明けましておめでとうございま~す」 …
今年も良いこと、そうでないこと、色々ありました。 でも、それらすべてのスピードが速すぎて、それとも年齢のせいなのかwww、すぐには思い出せませんwww。 きらら館に足を運んでくれた多くのお客さまに感謝。――本当にありがと …
温かくなったり寒くなったり… 最後の最後まで変テコな今年の天候です 東京郊外に出張鑑定。 その帰り道、バス停横の農家らしきお家の庭から白い煙。 覗いてみると、何年ぶりでしょうか、たき火です。 お婆さまとお孫さんが、落ち葉 …