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きらら館おススメ文庫

「忠臣はニ君に仕えず」

先月末、「渋谷きらら館」にとって30年来の師匠と言うべきK氏が逝去(享年83)しました。 K氏とは、まだ「きらら館」を創設する前に某Tホテルの占いイベントで知り会って以来30余年。 妙にウマが合ったのか、以来「占い」とい …

『暑さ寒さも彼岸まで』

当欄常連のM先生から突然の質問。 「地球から見て、ニンゲンはどういう存在なんだろうね」 「えっ!どうしたのですか先生?」 「最近、人生の終着駅が近くなったせいかwwこれまで生きてきた道程をふり返ることが多くてな…」 「ま …

『今年は地球混乱の幕開け』

1つきは「往く」、2月は「逃げる」、そして3月は「去る」――何故か 年初の月日が経つの早く感じます。 そんな中、ウクライナと中東の戦争は未だに集結する気配はなし。 国連など「権威」を自負する組織は能書きは垂れるものの実効 …

「すべての天変地異は地球温暖化が原因?」

先日のお客さまは、某国立大学教授のG先生。 コロナもあって3年ぶりのご来館。 相変わらず元気いっぱい、とてもお年には見えません。 「さてと、今日の講義は何にしようかな?」 G先生の場合の鑑定はお孫さんの命名だけ。 それ以 …

『老いては子に従え』

一昨年、昨年は色々な分野の「旧悪が露呈する年回り」と指摘しましたが、今年も前半は余韻治まらないややこしい年になりそうです。 この間まで通用していた常識があっさりと通用しなくなり、これまで否定されていた言動が大手を振る―― …

『目指すは剛毅朴訥』

来週から令年6年(昭和99年、平成36年)。 「光陰矢の如し」とはいうものの、 今年はあれやこれやの難事件・怪事件・不順な天候のせいで殊更の速さ。 年頭の目標だった「剛毅朴訥」(☚論語)も今ひとつ。 目指すべき「仁」にほ …

『母親孝行』

世の中、表も裏も難問山積なのに落ち着きのない年末です。 一体、どうしたボタンの掛け違いでこんな無様なことになったでしょうか。 よくよく考えれば、地球は人類の母。 にもかかわらず、人間は自分自身も自然の一員であることを忘れ …

『和光同塵』

賢人は知恵の光をひけらかさず(和光)、 俗世間とも相まみえる度量を持っている(同塵)。 これこそが「まことの知恵」というもの。 然るに現世はどうか。 打算抜きの安らかな気持ちで事を為す人物は何処に・・・。 嗚呼! きらら …

「二律背反」

豪雨・猛暑ーー地球は今や天変地異の真っ只中。 その原因は炭酸ガスによる地球温暖化というのが通説。 ならばその炭酸ガスを撒き散らしているのはニンゲン。 そのニンゲンが真顔で口にするのが「地球にやさしく」。 「ン?」 これで …

「山高ければ 谷深し」

気候破壊、コロナ禍、諸物価の値上がり、政治の堕落、円安、少子化、富の二極化etcに続いて、このところの一面トップは、ウクライナvsロシア、イスラエルvsパレスチナ戦争。――有史以来、人間の“愚行”は留まることはありません …

「少子化は止まらない?」

政府が大上段に振りかぶった異次元の少子化対策は奏功するのでしょうか。 専門家は「産む産まないは女性の権利だからだ」、「女性の労働力率を高くしないからだ」、「子育て資金が大変だからだ」と、あれこれ口にしますが、「きらら館」 …

「物価の値上がりは ∞?」

物価の値上がりが止まりません。 当り前のように値上がりするので、もはやニュースの価値はありませんがwww、 日銀の金融政策が、アベノミクスを踏襲、軍拡をはじめ異次元の少子化対策などすべての物入りを政府の子会社並みの財政フ …

「女性は荒野をめざす!」

令和の時代に入って「海外渡航」についての相談が急増しています。 これまで海外に出るのは、大抵が「旅行」や「留学」に関する鑑定でしたが、現在は本格的な「外国移住」に関するものが大半で、それも圧倒的に多いのは「女性」からのも …

「少子高齢化の果て?」

「長年、社会に貢献した老人を敬愛し、長寿を祝い、老人福祉への関心を深めること」――9月18日は敬老の日です。 この敬老の日が祝日と制定されたのは1966年ですが、当時の人々の認識では還暦にあたる60歳が「老人」でした。( …

「勇将の下に弱卒なし」

企業の不祥事が大きく報道される度に思い出すのはKさんのことです。 Kさんは「渋谷きらら館」開館時以来のお客さまで、以後年に2~3度、顔を見せてくれる某大手企業の役員でした。 そのAさんが晴れて代表取締役社長になったので、 …

「自然に優しくvs技術の進歩」

わたしたちは「自然に優しく」という言葉を“善行”のように思いながら同時に「技術の進歩」にも快哉を送ります。 しかし、「自然に優しく」することと「技術の進歩」は相反するものです。 たとえば「暑い夏」を「涼しい夏」に変えるの …

「花火」

お母さまに連れられて来館した健太クン(4歳)からこんな質問がありました。 「おばちゃん、花火って何のために打ち上げるの?」 年齢に似合わないシャープな質問です。 ――お盆に帰って来るご先祖様が迷わないのための道しるべだよ …

https://crexia.co.jp/uranai/3344/

猛暑、酷暑、熱暑、炎暑・・・日本は既に“熱帯気候”になってしまったのかと思うほど暑い毎日、「心頭滅却すれば火もまた涼し」と唱えた武田信玄に仕えた臨済宗の名僧・快川国師もこの暑さには「いやはや、いやはや」と天を仰いでいるか …

「ヒトの本来の寿命は40数年?」

日本の100歳以上の人口が1万人を越えたのは1998年。 その後20余年で9万人越え。 人生100年時代になるのは案外早いかもしれません。 しかし、DNA的に見た場合、ヒトの本来の寿命は40数年とか。 自然の摂理を遥かに …

「人間は地球に巣食う“癌細胞”⁉」

アチーッ! 昔から夏は暑いものと決まっていましたが、ここまで暑いとは……(´;ω;`)ウゥゥ ホントに暑い毎日です。 もし、これが言われているように炭酸ガスの影響とすれば、元凶は「自然に優しく」などと美辞麗句を並べながら …

「イソップ物語の教え」

12%の自給率しかない「エネルギー」と並ぶ、我が国のライフラインである「食糧自給率」の低さ(37%)は折に触れて問題にされますが、その危うさが問題にされることはほとんどありません。 分かりやすい例として、よく引き合いに出 …

「講釈師 見てきたような 嘘を言い」

「情報操作」のために国家ぐるみの宣伝が行われるのは戦争の常。 現在のロシア対ウクライナの場合も例外ではないはずです。 数多の「軍事評論家」の解説を聞いていれば、「真実」のような気がするかしれませんが、所詮は「ひとつの意見 …

「オンナは度胸、オトコは愛嬌」

「昔はよかった…」 「組織=家」を“核”とした考え方で育った昭和生まれの人たちの声をヨ ソに時代は大きく変わっています。 現在の“核”は「個=個人」です。 「組織」と「個」。――時代の変化は、このふたつの“核の綱引き“に …

「天変地異は為政の乱れ」

6月だというのに夏日の連続。 まさしく「天変地異は人間世界の写し絵」。 乱れ飛ぶ情報に一喜一憂することなく沈思黙考。 こころ静かに毎日を送ってください。 きらら(6/19)

「麦秋は何処?」

『薄月夜 花くちなしの 匂いけり』(正岡子規) 内憂外患、落ち着きのない世相のせいでしょうか、全然、風情の感じられない今年の梅雨です。 こんな時におススメするのが『おとうと』(幸田 文)です。 きらら(6/12)

「特別な日…」

暦には何日か「特別な日」があります。 たとえば一粒万倍日(蒔いた種が後に万倍となって帰ってくる日)や、三合の原理(発展、名声、名誉、金運をつかさどる日)とか、巳の日(弁財天の使者であるヘビが財福をもたらす日)、寅の日(特 …

「一寸法師の謎」

大抵の童話は「何か」を表しています。 ♪指に足りない一寸法師 小さいからだに大きな望 お椀の船に箸の櫂 京へはるばる登りゆく♪♪ 「一寸法師」が訴えているものは何でしょうか? ヒントは「福祉」。 きらら(5/22)

「春惜しむ銀座八丁ひとはひと」(中里恒子)

先週、「桜」の次は「藤」と意気揚々とww挙げたところ、読者の方から「桜の次は絶対、薔薇でしょ!」と“抗議”の投書を何通も戴きました。 そんな声にお応えして今週は「薔薇の花」を取り上げてみました。 ところで薔薇の花ことばは …

「History repeats itself!」

「歴史は繰り返す」…これは『資本論』で有名なカール・マルクスの言葉とされていますが、実はローマ時代の歴史学者・クルチュウス・ルーフスが“元祖”のようです。 歴史とは「国家や文明など人間社会が変遷した有様のこと」ですが、な …

「日本の桜」

今年の東京の気候はすでに初夏。 そんな折も折、北海道・函館のお客さまから、五稜郭の満開の桜の写真。 若い時に訪れた際に観た光景を思い出してしまいました。 その桜とも間もなくお別れ。 異常気候で来年は3月にお花見にならない …

「亢竜有悔」

先日、きらら館オープン以来のお客さまのひとり、M大学のK教授がご来館。 何かと落ち着きのない「日本」の近未来についての“持論”をいつものようにwwマンツーマンで拝聴。 「シリコンバレー銀行、クレディスイスGに続く次の“候 …

「時代を先取りした伝説の舞姫に学ぶ」

戦前の大都会・上海。 その上海租界の夜に開花、そして終戦とともに散った花。 日本人でありながら、日本人に非ず。 常に時代の先を読み、波乱万丈の人生を送った舞姫の自伝に 令和の時代を生きるヒントがある。 (4/10)

「ノーモア ヒロシマ」

本作は、原子爆弾が投下された18年後の1963年に広島を訪れたノーベル賞作家・大江健三郎氏が、原水爆禁止世界大会、原爆被爆者、そして被爆者の治療に当たる医師たちを取材、「広島の、まさに広島の人たちの人間らしい生き」を通じ …

『桜 守』

素朴な疑問ですが…花の中でも「桜の花」は、どうして観る者の心に格別の印象を与えるのでしょうか。 桜を通して人間と自然の在り方、さらに人生をかけて一つのことを成し遂げることの偉大さ、素晴らしさを教えてくれるわたしの大好きな …