「若人よ、“武器”を持て!」

まだ10月だというのに街には冬物のコート姿だらけ。

夏の猛暑の反動で、この冬は酷寒の予感。

寒さは大の苦手、今から憂鬱wwwです。

ところで、先日来、占い専門ポータルサイト『占いたいむず社』のサイトで我らが『渋谷・きらら館』が紹介されました。開設10余年、まだまだ精進中の当館が渋谷地区の錚々たる先生方と一緒に紹介されたのは嬉しい限りです。

https://uranai-times.net/shibuya-harajyuku-shimokitazawa-uranaishi/

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武器
「これぞ日本の秋!」というべき爽やかな天気の某月某日の午後。
敬愛するK翁の紹介でYさんが来館。
Yさんは現在、大学3年生。
相談内容は就職問題です。

「はじめまして。Kおじさんの紹介で参りました。どうかよろしくお願いします」

今時珍しいキチンとした挨拶に、育ちの良さが感じられます。

「Kさんは『きらら館』開設以前、わたしがデパートやホテルの占いコーナーに出演していた頃に知り合って以来の人生の大先輩。遠慮なく聞いてくださいね」

緊張をほぐすために珈琲とクッキーで、しばしの世間話。

「卒業後は就職するか、大学院に進むか。迷っています」

「就職はどんな方面が希望なの?」

「マスコミです。新聞記者が小さい頃からの夢なんです」

生年月日をお伺いして鑑定開始。

「好奇心旺盛かつ研究熱心なYさんにとってマスコミ方面はGoodな選択です。ただ、現在のマスコミ業界は、たとえばロボットが記事を書く時代が目前に迫っているように、時代の移り変わりとともに大きく変わりつつあります。そんな様変わりしつつある状況で生き残るためには『これぞ!』という“武器”を持たなければ並みの記者で埋もれてしまいますよ」

「具体的にサバイバルに勝ち抜くためにはどうすれば…?」

「あなたは論理的に物事を考えることができる『頭脳』を持っています。たとえば、法科大学院に進み、みっちりと勉強して司法試験を受けるとか、公認会計士の資格を取るとか、他者と違う専門知識、国家資格を持つのはどうかしら」

「ゼミの先生やKおじさんからも大学院に進んで、もっと深化した知識を持てと言われているのですが、そのことなのかな?(*_*)」

「別に司法試験でなくともいいんですよ。専門的な知識を持つことで『Yさんでなければ~』という周囲の期待を得ることが大切なんです。もちろん、しっかりと努力しなければいけませんが…」

「そうですね」

「どうするか決めるのはYさん自身です。まだ時間はあります。じっくり考えて自分自身が納得する道を選択してください」

きらら(10/25)