「パンとサーカス」

「不規則な天候のなか、多少の遅れはあったものの桜は満開。
何事につけ我田引水、私利私欲に奔走、自然の一員としての条理、節度を失くしたニンゲンに比べ、桜の健気さには唯々、頭が下がる思いです」

これは”きらら館名誉会員”の某女流作家の言葉ですが、不肖・きららも迷わず「異議なし」と挙手する次第。

「災害・戦争・政治腐敗etc――災害だって自然の崩壊が原因だし、極端な言い方だけど、地球の厄災のすべてはニンゲンの所業。ホント、どうしようもないわね。それを『自然に優しく』だなんて掛け声だけ。偽善の塊だわね」

偽善の塊はともかく、縄文、弥生のニンゲンはもっと謙虚で慎ましかったはず。
一体、何が「進歩」の名のもと、ニンゲンを「地球の破壊者」にしてしまったのか。
遅まきながら、先人が唱えたニンゲンのあるべき姿に回帰する必要があるのではないでしょうか。

きらら(4/8)