「忠臣はニ君に仕えず」
先月末、「渋谷きらら館」にとって30年来の師匠と言うべきK氏が逝去(享年83)しました。
K氏とは、まだ「きらら館」を創設する前に某Tホテルの占いイベントで知り会って以来30余年。
妙にウマが合ったのか、以来「占い」というより「茶飲み友だち」という感覚で月に1度ぐらいの間隔で足を運んでくれました。
(占い事を依頼されたのは、お孫さんの3件の命名だけです)
上品な風貌から、最初はどこかの企業の役員か大学の先生かなと思っていたのですが、5年ぐらい経って某TV局の役員氏に「きらら先生は凄いですね。財界、政界では知らぬ者はいない大物氏を”おじいちゃん”だなんて呼ぶんですから」といわれて初めてK氏の”正体”が分かったのですから、我ながらあまりの世間知らずには呆れるほかありませんwww。
K氏は、自身の活躍について進んで語ることはありませんでしたが、時折「Kさんの紹介で~」と多くの著名人が鑑定に来て下さることからもK氏が相当な実力者だったことは鈍感なわたしでも分かります。
K氏との茶飲み話はいつも1時間ピッタリでしたが、どうやら「きらら館」でわたしに”講義”した後は、決まって東急本店でお買い物、食事をされていたようです。
男世界にあっては誰もが一目も二目も置かれる実力者でありながら、月に一度は奥さまとお買い物、お食事。まさに小説に出てくる快男児、”男の鑑”というほかありません。
そのK氏が座右の銘としていたのが今回のタイトルである『忠臣はニ君の仕えず』ですが、このことについては稿を改めて説明したいと思っています。
きらら(3/18)