「いつの時代も『親の心 子知らず』」

暑中お見舞い申し上げます2015年7月盛夏
きらら館・スタッフ一同

もう10年になるでしょうか。神戸で開かれた占いイベントでお知り合いになって以来、年に数回、上京の度に足を運んでくれるOさんが猛暑の中、今年もまた、元気な顔を見せてくれました。

Oさん「お久し振りです。神戸も暑いけど、東京も暑いわねえ」

きらら「暑いなかをようこそ。さあさ、風を入れてくつろいでいでください」

Oさん「きららさんも変わらないわねえ。お元気そうで何よりです」

きらら「Oさんこそ、去年より若くなったんじゃない?(笑)」

今日もいつものように、近況報告に始まって、旦那さまや親姉弟に対する愚痴、ボヤキなど。そして定番の若返り方法の秘訣交換会と、取りとめもない会話で終わるはずだったのですが…。

6067641480_f944dc5dc9Oさん「ところで、きららさん、今日は娘のことで困ってるのよ」

きらら「娘さんって、1~2度お見えになった、あのお嬢さん?」

Oさん「あと2年で30歳よ。さっさと片付いて欲しいんだけど、本人に全然、結婚する気がなくて困っているのよ。主人からは『お前の育て方が悪いからだ』って責められるし、娘には『面倒くさいことを言わないで。結婚したくなったら自分で決めるから放っておいてよ』って文句言われるし、もうノイローゼになりそうよ(苦笑)」

きらら「わたしたちの時代と違って、今の若い人たちは、恋愛はしても、あまり結婚したがらないものねえ」

Oさん「今まで何度もお見合いのお話があったんだけど、それだって釣書すら見ないで『余計なことをしないで!』なんだから…」

Oさんの口からは、ここを先途とばかりに、次から次に愚痴が飛び出します。

Oさん「この前も『昔は結婚、家庭を持って一人前という考え方が普通なのよ』って言ったら、『古いなあ。今は家庭に縛られるより、好きな時に、好きなことをするという生き方が普通なのよ』って澄ました顔で言うんだから、開いた口が塞がらなかったわよ。先月は、学生時代のお友だちと香港に、その前はわざわざミュージカルを観にアメリカに行ったんですから、何を考えているのやら?」

きらら「結婚したくないのは、社会全体が先行き不透明だし、将来に対する漠然とした不安が結婚にブレーキをかけているとも言えるんじゃないかしらね」

Oさん「でもねえ。確かにお給料やお仕事も大事だけど、そんなものは好きな相手と力を合わせて頑張るっていう気持ちがあれば、どうってことないのに、今は最初から相手を値踏み。安定した結婚じゃなきゃイヤだなんて甘ったれてるわよ」

きらら「ときめき一杯、燃えるような恋愛の末に、この人と一緒になりたい、というのが順番だったけど、今は前段が希薄になって、『ときめき』の替わりに『計算』が先行しているような気がします」

Oさん「親の反対も何のその、西陽の当る四畳半一間でもいい、たとえ苦労しても好きな相手と暮らしたい――いくら時代が変わっても、夫婦になろうとするからには、こうした“必死さ”が必要よ。そうでしょ、きらら先生!」

まるで演歌の世界(?)です。

Oさん「そうした気持ちが“核”にあれば、少々のことがあっても辛抱できるわけで、今はそれがないから、すぐに離婚ということになるんじゃないかしら?」

“独演会”に、さらに拍車が掛かります。

Oさん「男の子もだらしないわよね。質実剛健、黙って俺について来い!なんていう男の子は話にも効かなくなったけど、どこへ行っちゃったのかしら?(笑)」

きらら「社会が多様化すると価値観も様々。それをひと括りにして『かくあるべし!』と決めつけるのもどうかと思うけど…?」

Oさん「ホント、難しい時代だわね。良かれと思って、あれこれ意見しても、実の娘からさえ『うざい』なんて言われるんだから…(嘆)」

きらら「まあ、結婚するのはOさんではなくて、お譲さんなんだから(笑)、その時期が来るまで見守るしかないんじゃない(笑)」

Oさん「そんなあ。このまま静観してたら、わたしにお迎えが来ちゃうわよ(笑)。そうそう、話が脱線しちゃったけど、肝腎なことを忘れるところだったわ。――ウチの娘が結婚する気になるのは、いつ頃か、ちょっと観てくれるかしら?」

やっと本題に入りました。

きらら「心配無用。去年の暮れから今年の春頃にかけて『大きな恋愛☆』が廻って来てましたから、既にお付き合いしている方がいるはずです。口ではあれこれ言っても、お嬢さんはお嬢さんなりにキチンと考えているんだから、あれこれ口出しするのは取り越し苦労というものよ」

Oさん「ひょっとして先月の香港旅行も、その方とかな?――結婚するかしら?」

きらら「多分。相手の方も占ってみないと断定はできないけど、おそらく結婚にふさわしい方のはずですよ。そうねえ、結婚の可能性は80%ってところかな」

Oさん「とすると、20代ギリギリで結婚してくれるかもね。良かった、良かった。きらら先生の嬉しい御託宣を聞いたので、今日は気分良く帰れます(笑)」

いつの時代も「親の心 子知らず」です。

きらら(7/26)

photo credit: Midsummer rose via photopin (license)

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