「男は度量が決め手」
暑さ寒さも彼岸まで。
いつも書くことですが、ホントに自然は正直者。
それに引き換え人間は…。
「きらら先生、こんにちは。(ふ~っ!)」
背中にひとり、両手にひとりづつ。
昭和時代のお母さま然としたKさんが6年ぶりのご来館。
「すっかりご無沙汰してしまいました。一昨日に沖縄から上京。昨日は子どもたちをディズ二―ランドに連れて行って、もうクタクタ。それにしてもどこへ行っても人が多くて疲れました」
「ようこそいらっしゃいました。あらら~、すっかりママの貫禄がついちゃって…。わ~、かわいいわね。3人とも将来はミス沖縄間違いなしねwww」
Kさんはスッタモンダの挙句に結婚、しばらく東京で暮らしていたのですが、現在はご主人の故郷の沖縄に移住、両親の後を継いでオシャレな民宿を経営しています。
さっそく珈琲を淹れて、子どもたちにはオレンジジュースとクッキー。
まるで「きらら保育園」のおやつタイムみたいです。
「どう、沖縄での生活は?」
「きらら先生の親身のアドバイスのお蔭様で幸せすぎる毎日です。お仕事も順調だし、何より舅、姑さんが実の親より優しくて…。たとえ主人と別れても、お義父さま、お義母さまとは一緒に暮らしたいと思っていますwww」
「ホント、別れる、別れない、生きるの、死ぬのって大騒ぎしたのが、ついこの前のことのようねwww」
「あの時、きらら先生が『あなたにはこの人しかいない』と強く言ってくれたからこそ、現在の幸せがあるとつくづく思います」
「我儘なあなたの場合、それを包んでくれる相手の度量の大きさが問題なのに、イケメンがどうのこうのって文句ばっかり並べてたわねwww」
「汗顔の至りですwww。――きらら先生に出会わなかったら、美しい自然に囲まれて、家族7人で幸せに暮らすこともできなかっただろうし、先生はわたしの恩人です!」
「幸、不幸は紙一重。慢心することなく、周りの人たちに対する感謝の気持ちを忘れずに頑張ってね」
「はい。――是非、沖縄に遊びに来てくださいね」