「たかが占い、されど占い」

Ｇさんが半年ぶりのご来館。

「きらら先生、久しぶりで～す」

「どうしたの？　全然、顔を見せてくれないから心配してたのよ」

「当たったのよ！」

「何が？」

「きらら先生の占いが…」

「ん？」

「去年の暮、きらら館にお邪魔した時、先生に『階段の上り下りには気をつけてね。右足に＜危険★＞が出てるから』って言われたのに…」

「(´･ω｀･)ｴｯ?っ、骨折したの？」

「はい。階段を踏み外して骨折してしまったのよ、それも右足をwww」

「笑い事じゃないわよ。宝くじならともかく、そんな鑑定が当たったって全然、嬉しくないわよwww」

「骨折、捻挫の★が出てるって言われた時は、『そんなバカな』と全然、きらら先生の忠告を信じなかったわたしが悪いんですけど…」

「もう治ったの？」

「おかげさまで、以前より強くなった感じがしますwww」

「重ねて言いますが、災難が当たるのは不本意です。これからは＜危険★＞が出た時には、当たらないように気をつけてくださいよwww」