「オランダからのお客さま」
台風一過。
自然には勝てないとはいえ…
度重なる厳しい天候は何を「暗示」しているのか。
今年もあと3ヶ月と少し。
季節の変わり目です、ご自愛下さい。
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午後のお客さまは小さな女の子を連れたご夫婦。
「きらら先生、ご無沙汰です」
ハテ?
何となく見覚えのある顔ですが、思い出せません。
「その節は貴重なアドバイスをありがとうございました」
一度、お会いしたら絶対に忘れない特技を持つwwwわたしですが、なかなか思い出せません。
「6年前の今頃、一度だけ先生に観てもらったWです」
朧気ながら思い出しました。
「確か、結婚相談でお見えになった…」
「はい。こちらがあの時、先生に『結婚相手としてとてもふさわしい人』と鑑定して頂いた主人です」
ご主人とは初対面ですがふたりの雰囲気から、幸せな結婚生活を送っていることが分かります。
「その際、主人の仕事についても観てもらったのですが、先生に『日本より海外に行った方が成功する★を持ってるわね』とも言われビックリしました。というのも、ちょうどオランダの企業からヘッド・ハンティングされていた時だったので、ふたりで話し合って『よし、勝負してみよう』wwwと決め、2ヶ月後に結婚、オランダの企業に転職しました。馴染みのない国でしたが、今は“第二の故国”で親子3人、幸せに暮らしています。今回は、オランダに渡って初めての帰国ですが、何はともあれ、きらら先生にご挨拶しなければと思いお邪魔した次第です」
喜色満面で語る、Wさんの占い師冥利に尽きる報告に、わたしまで嬉しくなりました。
「きらら先生に観てもらったのは1度だけでしたが、その1度でこんな幸せな人生に出会えたなんて、とても不思議な気持ちです。先生に出会うまでは、占いなんて!と思っていたのですが、今は先生に感謝の気持ちでいっぱいです」
ふたりの依頼で、お子さんを鑑定。
「古い言葉だけど才色兼備、将来楽しみないい子だわよ。そうね、技術者というか、何か手に職を持てばいいわよ。ただ呼吸器が弱そうだから気をつけてあげてね」
「うわっ、すごい(*_*)。実はちょっと喘息気味なんで、気をつけます。先生は、わたしたちの最高のカウンセラーです。オランダに帰ってからも、また相談させてもらっていいですか」
「はい、オランダとは時差があるから大変でしょうが、遠慮なくお電話ください」
「ありがとうございます。――ヨーロッパに来ることがあったら、是非、我が家にもお越しください」