『暑さ寒さも彼岸まで』

当欄常連のM先生から突然の質問。

「地球から見て、ニンゲンはどういう存在なんだろうね」

「えっ!どうしたのですか先生?」

「最近、人生の終着駅が近くなったせいかwwこれまで生きてきた道程をふり返ることが多くてな…」

「まさか、まさか。わたしの鑑定では先生はもう一周半ぐらいしますからご心配なく」

「一周半もかい。それはそれで迷惑だなww。それはともかく地球が口をきいたら悪口ばかりだろうな」

「厳しいですね」

「だってニンゲンは『科学の進歩』という名を借りて自然に反する自分ことばかりしてるからな」

「科学の正体は”反自然的行動”?」

「暑い夏を涼しくする、寒い冬を温かくするなんて、その好例だろう」

「確かに地球上の生き物でこんなことをするのはニンゲンだけですね」

「温暖化なんて自分たちのせいなのに、そのくせ『自然に優しく』なんて寝言を言ってるんだから…」

「海外の学者が地球温暖化の最大の要因は”ジエット機”だという論文を発表したそうですが…」

「『暑さ寒さも彼岸まで』ーーどんなに苛められてもキチンと春を連れてくるのだから、自然はエライというか、まさに地球にとって神のような存在だな」

きらら(3/11)