「1歳までは肌を離さず、3歳までは手を離さず、5歳までは目を離さず」

秋だというのに台風襲来。

天高く馬肥ゆる秋、読書の秋、食欲の秋なんていう常套句も今や死語。

2年続きの“らしくない秋”です。

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「きらら先生、こんにちは」

開館直後に秋田県のT子さんから久しぶりの電話。

「ご無沙汰しています。コロナ騒ぎの毎日、お変わりありませんか」

「元気よ。雨にも負けず、風にも負けず、コロナにも負けず、老体に鞭うってがんばってますよwww。――ご主人もJちゃんも元気?」

「おかげさまで家族全員、恙なく毎日を送っています。コロナ禍が収まったら、Jと一緒に上京しようと思っているのですが…」

「このところ感染者の数は少し下火になってるけど油断は禁物。上京するのは完全に終息してからでいいから…」

「Jは産まれた直後はジャガイモみたいな顔wwwでしたが、今は親に似合わずとってもかわいくなりましたwww。きらら先生に命名してもらった時に言われたように、将来は美人間違いなしの顔立ちです」

「そういうのを世間では親バカというのよwww」

「そうかもwww。――後でスマホで主人が抱っこしたJの写真を送りますね」

「いつも言うことだけど、子育ての要諦は、1歳までは肌を離さず、3歳までは手を離さず、5歳までは目を離さずよ」

「子育て3ヶ条として、しっかり壁に貼ってありますwww」

「わたしが名付けたからには、Jちゃんには幸せな人生を送ってもらわなくちゃいけないんだからねwwwがんばってください」

「は~い!」

きらら(9/20)