「素直な心で当たって砕けろ」

日本の感染者数は謎の減少なのに、海外では新しいコロナウィルスが出現。

一体、どうなっているのでしょうか。

今年もコロナに振り回される師走になりそうな予感。

面接
快晴の11月某日午後。

大学生のEさんが、勢いよく駆け込んできました。

「きらら先生、最終面接に合格、内定をもらいました😊」

思わずわたしも連られて「おめでとう!」

「全然自信なかったけど、先生に教えてもらった<当たって砕けろ術>のおかげで合格できましたwww」

「良かったね!」

「初めて観てもらった時、『この会社を受けたいのですが、大丈夫でしょうか』とお伺いしたら、先生はサッサと鑑定、『大丈夫よ!』と簡単に言うんですもの、
適当に言ってるんじゃないかな?と思ってしまいましたwww」

「あなたの顔を見た途端、『この子は実力は十分。足りないのは面接度胸だけ』と思ったから、正直に言ったまでよ。もったいぶって言ったって仕方ないじゃないwww」

「大丈夫よと言われた時はうれしかったのですが、正直なところ半信半疑でした。でも、自分でも“ビビリ虫”と自覚していましたからハッ!として、何かがひらめいた感じがしました」

「口先だけで一生懸命、型通りの熱弁を奮っても、面接官の心には響かないもの。それに最終面接に残る人たちのレベルはほぼ同じ。だったら当たって砕けろで、お腹に力を入れて、自分の気持ちを素直にぶつけるしかないじゃない。その点、あなたは相手の心に伝わる<素直>を持っているのですから、特に面接のような場合は、素のままで対処するのが一番なんです。それが今回の志望会社の内定につながったのでしょう」

「あの時ひらめいたのは、常に虚心坦懐、自分に素直になってコトに当たれということだったんですね」

「Eさんの地に足着いた素直な面接態度が、『この子はわが社にとって必要な人材だ』と思わせたんですよ、きっとwww。――まずは第一関門は突破しましたが、これからが社会人としての本番。<素直な心>を忘れずに頑張ってね」

「ハイ!」

きらら(12/6)