「本当の恩人は両親」

Boston in the Spring私が鑑定士として、まだ駆け出しの頃に命名させていただいた「Fちゃん」が、立派なお譲さんになって「きらら館」を訪ねてくれました。
現在、アメリカ・マサチューセッツ州のハイスクールに在学中の18歳。「来年は医学部に進んで、将来は小児科医になりたい」と抱負を語る彼女の目はキラキラ輝いていました。

――すっかり大人になって…。確か、最後に会ったのは中学を卒業する年だから3年ぶりだよね。

Fちゃん「そう。中学3年生の夏でした。日本の高校へ行くか、それとも思い切ってアメリカへ行くか、迷っている時に、母には内緒で、きらら先生のところに相談に来ました」

――それまではお母様に連れられて見えていたのに、あの時は突然ひとりで来たから、何事?って、正直びっくりしたわ(笑)。

Fちゃん「両親をはじめ、学校の先生も、周囲の人たちは全員が、わたしのアメリカ行きに反対。微かに賛成してくれた塾の先生でさえ『高校までは日本でいいんじゃないか』という四面楚歌の状態でした(笑)」

――それで最後にわたしのところへ来たんだ(笑)。

Fちゃん「『この世に私の味方はいないのか!?』――意を決して、きらら先生に相談したところ、なんと『賛成よ。あなたは自分で自分の道を切り拓くことができる強いパワーの持主だし、それに来年から再来年にかけては変化の年だもの、絶対に行くべきよ』って、今も忘れられない先生のスパッとした言葉に、やっと私のことを分かってくれる人がいた。よしアメリカへ行くぞって!!――嬉しかったなあ、あの時は!!――まさに人生の恩人です、きらら先生は(笑)」

――本当の恩人は、心配で最初は反対していたけど、向こうへ行ってからは、あなたの夢を全力で後押ししてくれたご両親ということを忘れてはダメよ。――どう、アメリカの高校生活は?

Fちゃん「色々と大変なこともあるけど、毎日が充実の一語です。同じ高校生でもダメな人は徹底的にダメだけど、凄い人はムチャクチャ凄い。良くも悪くも“自由の国”“格差の国”って感じますね」

――この前、お母様がお見えになった時、あなたのことを半分心配、半分自慢という感じで話をしていたけど…(笑)

Fちゃん「渡米してからも『女だてらに外国へ行くなんて!!』ってブツブツ言ってた両親も、今では『頑張れ』って応援してくれています。去年なんか、4回もアメリカへ来たぐらいです(笑)。今も母には、あの時、きらら先生に相談したことは言ってないんですけど、アメリカで医師免許を取った時には『実は~』って白状したいと思っています(笑)」

前途洋々のFちゃんから、しっかりパワーを戴いた1時間30分でした。――嗚呼、若いということは良いなあ!!

きらら(6/24)

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