「女優Rさんの6時間鑑定は『きらら館記録』!!」

撮影1年に4回。季節の変わり目ごとに「きらら館」に足を運んでくれるRさんとは、かれこれ3年近くのお付き合いになります。
今年もまた「立秋」の日(8月7日)に顔を見せてくれました。

Rさんは、映画、舞台を中心にテレビドラマでも活躍中の女優さんです。
ちょっと崩れた役柄が多いRさんですが、実際はとても折り目正しく、育ちの良さを感じさせる上品な人柄です。

Rさん「ご無沙汰してしまいました。先生もお元気そうで何よりです。この前の舞台の時にはお花を戴いて、ありがとうございました」

きらら「舞台も観に行ったのよ」

Rさん「エッ、観に来て下さったのですか? 仰ってくれれば楽屋にも来て戴いたのに。今度は前もって知らせて下さい」

きらら「本当のファンは人知れず、こっそりと観に行くものよ(笑)」

Rさん「きらら先生にはお世話になりっ放しで、本当に感謝しています。初めてお会いした時は、仕事の依頼がほとんど来なくて、たまにあっても気が進まない役ばかりで、もう諦めて芸能界から引退しようと思っていた頃でした。マネージャーの知り合いの方に『元気がもらえる先生だから一度、観てもらったら?』って勧められて、正直なところ半信半疑で占ってもらったのがきっかけでした」

きらら「初対面の時はお化粧も薄かったし、『綺麗な人だけど、どこかで見たことがある顔だなあ』と思ったんだけど、Rさんとは全然、気がつかなくて…」

Rさん「全然、占い師らしくなくて、初めて会ったと思えないほど随分と気さくな方だったので嬉しくなって、私も調子に乗って、あれもこれもと中断しながら都合6時間以上も話し込んでしまって…(笑)」

きらら「そうだったわね。今でもあなたの6時間超というのは、“きらら館記録”よ(笑)」

Rさん「それまで『よく当たる』って言われる何人もの占い師に観てもらって、ほとんどの方が『今後の上がり目はないから、引退したほうが良い』とか、『このまま続けていると身体を壊す』、『もうあなたのような女優は必要とされない時代だ』と散々だったのに、きらら先生からは、『ここで腐ってはダメよ。大丈夫。3ヶ月後の11月に、そんな大きな役ではないけど舞台の仕事が来ます』、『来年は多分、映画だと思うけど、もっと大きな仕事の依頼があります』、『但し、恋愛はしばらく封印すること』って、落ち込んでいた私には到底信じられないような“嬉しい答え”を戴きました」

きらら「その時のあなたは、精神的に落ち込んでいて、表情も病人みたいに生気がなかったし。でも占いでは『再びの右肩上がりの強運相』がハッキリと観えたから、ありのままを言っただけなのよ」

Rさん「本当に11月に舞台のお仕事が来たし、翌年の4月に映画の準主役、9月にはまた舞台の依頼があったし。お蔭で恋愛とはすっかりご無沙汰ですが(笑)。そうそう、あの時に、先生が話してくれた『舌切すずめ』の話は、今でもしっかり覚えています」

きらら「何もかも欲張ってはいけません(笑)。――来年の4月には、あなたの女優としての代表作になるお話があるはずだから、頑張るのよ」

……今日もRさんが帰ったのは3時間後でした

きらら(8/18)