“お見合い場所”になった『きらら館』!?
結婚を来月に控えたN子さん。衣装合わせの帰りとかで、1ヶ月ぶりの来館です。
きらら「もう、式の準備は終わった?」
N子さん「はい。後は挙式を待つだけです。彼も後から来る予定です」
実はN子さんと新郎になるK君が知り合ったのは「きらら館」での偶然の出会いです。
その日、N子さんの鑑定中に、隣の席でキャンディー先生の鑑定を受けていたのがK君でした。
その数週間後、N子さんの鑑定が終了した直後にお見えになったのがK君でした。
あまりの偶然に二人は思わず顔を見合わせてニッコリ。自然と打ち解けた雰囲気になりました。
きらら「そういえば、この前も一緒だったわね。これも何かのご縁。次の予約まで少し時間があるから珈琲でも飲みません?」
N子さんは仕事運、K君は恋愛運と鑑定内容は違っていましたが、二人とも恋人募集中。いつしか恋愛、結婚の話になりました。
二人が話し込んで約1時間、急に真顔になったK君から“鑑定依頼”がありました。
K君「何だか理想の女性に出会ったような気がします。先生、僕とN子さんの相性を観てもらえませんか? いいですよね、N子さん!」
N子さん「異議ナ~シ。是非、お願いします(笑)」
これまで何の面識もなかったのに、偶然に「きらら館」で出会った二人の相性を鑑定するなんて!――長い鑑定歴でも初めてのことです。
まず四柱推命、続いてタロット、星座占い、そしてバード占い――心をこめて鑑定させて戴きました。
きらら「あらら!――相性は100点満点で90点、抜群のナイスカップルだわよ!」
二人は顔を見合わせてニッコリ。K君は、ピースサインまでしています。
N子さん「あのう、残りの10点は何ですか?」
きらら「どんなに相性が良くても、それだけで何もかもが旨く行くということはあり得ません。マイナスの10点分は、それを埋めるための“努力分”よ」
K君「鑑定もバッチリだし、この場できらら先生に“立会人”になって貰ってN子さんに交際を申し込みたいのですが…」
きらら「N子さんさえ良ければ…」
N子さん「よろしくお願いします」
「彼と婚約しました」――N子さんから報告があったのは、「きらら館」での“お見合い”からわずか2ヶ月後でした。
「事実は小説より奇なり」――まるでドラマのような展開ですが、「人の縁」の不思議さを感じずにはいられません。
K君、N子さん――末長くお幸せに♡♡!
きらら(9/29)