『動物サミット』
商店街にもようやく歳末の慌ただしさ。
終わりよければすべて良し。
どうか良い年をお迎えください。
今日は、都内某所で開催された、地球の激変を憂う動物たちによる「動物サミット」を誌上中継したいと思います。
参加した動物は犬、猫などのペットをはじめ、牛、馬、豚、兎のほか、動物園で見られる動物たちです。
テーマは「ニンゲンとの共生」だったのですが、残念ながら、開始早々から彼らの口から出たのは、ニンゲンに対する不平不満ばかりでした。(*_*)
🐶 「司会を務めるイヌ太郎です。せっかくの機会です。今日は良いこと、悪いこと日頃思っていることを遠慮せず述べてください」
🐈「ニンゲンとの関係で、良いことってあんまりないと思うけどなあ。アレッ、クマさんが来ていないようですが…」
🐄「アーバンベアなどと言われて追いかけまわされる毎日だもの、冬眠の準備もあるし忙しいんじゃないかな」
🐶 「でも、これまではそれなりの棲み分けが出来ていたのに、なぜ今年に限って🐻さんは町中にまで下りてきてるんでしょうね」
🐫「結局は、ニンゲンが環境を変えてしまったからだろうな」
🦁「それはそうと、ほとんど報道されることがないけど、わたしが一番問題だと思うのは、医学の進歩の為という理由で行われている動物実験です」
🐈「動物実験では僕たちの仲間である🐶 、🐈の他、🐷、🐵、🐭、🐇など、多くの動物が実験材料にされています」
🐶 「口では動物愛護と言いながら、その裏では平気で癌細胞を植え付けたり、細菌に感染させたりするんですから、ニンゲンはマジに冷酷な悪魔ですよ」
🐯「正式な統計はないんですが、日本では1年で少なくとも1000万匹以上、世界では1億匹以上の動物が実験で犠牲になっていると言われています」
🐶 「ヒェ~ッ!――そんなに多いんですか!」
🐯「🐈なんか恐怖で飼われている檻の中でコウモリみたいに空を飛ぶようですし、🐶は可哀そうに声が出ないように声帯を切られているそうです」
🦁「ニンゲンに自然との共生なんて言葉は無縁ですね」
🐈「僕たちは自然のルールに従って生きてきたのに、ニンゲンはその自然を自分たちの為に壊すんですから、地球の敵ですよ」
🐄「そもそもが自然に反する商品を作ることが文明の発展と、ニンゲンは思っているんだから処置なしです」
🐈「自然に従って生きている僕たち動物と、自分たちの快適な生活を送る為に自然を壊して悦に入っているニンゲンじゃ、結末は最初から見えてるよね」
🐯「薬品だって昔は自然(=植物)から貰っていたのに、今じゃ原料は石油などの化学物質。これを文明の進歩と自慢しているんだから何をか況やだ!」
🐇「自然に優しくなんて恰好いいことを言わなきゃいいのになあ」
🐵「古人は『動物に残酷なことができる人間は、人間にも同じことができる』という言葉を残していますが、怖いねニンゲンという動物は!(*_*)」
🐶 「天罰覿面――いずれニンゲンは我々の恨みを含め、自然=神様にしっぺ返しされるだろうね」


