『 時代を変えるのはいつも少数意見!』
が、その秋も束の間。このまま冬になるのでは?と思われる朝夕の寒さです。
長年の盟友の離反で、国民の声そっちのけで永田町はテンヤワンヤの大騒ぎ。
勇ましい右腕路線か、さらなる貧富の差を生む新自由主義か、それとも昔ながらの人情(=利権)政治の復活か――各党の大義はそれなりに立派でも、ホンネは保身?
結果、どうやら日本初の女性総理大臣誕生の気配です。
イスラエル=パレスチナ紛争がやっと収束の気運。
米国寄りのニュースに重心を置く我が国のメディアの報道だけでは、今回の紛争の真相解明はイマイチですが、何はともあれ人倫に悖る大量殺戮が終わるのは理屈抜きに善きこと。
大同小異――かくなるうえは一日も早い復興が望まれます。
話は変わりますが、先週の当欄を読んだ方という静岡県のMさんから「ウチの子どもも私の理解を越える不思議なことばかり言うのです。
できれば一度、お伺いしたいのですが…」という相談を受けました。
Mさんいわく。
「息子は現在、小学1年生ですが、毎日のように学校で教えていないような質問ばかりするのです。
たとえば、どうして昔話や童話にはヘビが出てくることが多いのはどうして?とか、かぐや姫は本当にいたんじゃないかな?と思うとか、とにかくわたしの子ども時代とはかけ離れた突拍子もない質問ばかりで、無碍にすることもできず、しかしどう答えればいいのか分からないまま、中途半端な返答でお茶を濁しているのが現状です。
この前なんか、学校の帰り道で変なお兄ちゃんに会った時に『大きくなったら僕のいる星においでよ』と言われたと言うのです。
それも真顔で言うので作り話とも思えず、ひょっとして息子はおかしくなったんじゃないか、あるいはいたずらか、変な事件に巻き込まれそうになったのか、と思ったほどです」
なるほど、仔細は若干違いますが、これまでにわたしが「きらら館」で会った子どもたちとよく似たパターンです。
――よく分かりました。息子さんはおかしくなったのではありません。同じようなお子さんにわたしは何人も会っています。
私たちは理解できませんが、決してオカルトとか妄想の類いではなく(証明はできませんが)彼らは将来を見通す力を持っているのでは?ないでしょうか。
大人は自分の尺度であれこれ決めがちです。
しかし、分からないことでも頭から否定するのではなく、そういう考えもあるかも?と柔軟に受け止めることが必要かもしれません。
みんなが皆、同じ考えを持でば進歩は出来ないのではないでしょうか」
「きららさんのような考えを持てば、ウチの息子もおかしいのではなく、一歩先を生きていると思うことで肩の重荷が下りたような気になりました。
ありがとうございました。近いうちに息子を連れて参りますので、直接会ったうえ更なるアドバイスをお願いします」
時代を変えるのは常に少数意見です。


