『ガンコ先生の思い出』
「程々」ということを忘れた天候にはお手上げでした(´;ω;`)ウゥゥ。
やはり「天変地異は為政の乱れ故」は正しいようです。
わたしが“ガンコ先生”と呼んでいた「渋谷きらら館」開館以来のお客様であった某大学元教授・S先生(※ 肺炎のため逝去)は、CO2による地球温暖化説を亡くなるまで曲げませんでしたが、多勢に無勢?今や「地球温暖化の原因=CO2説」は“定説”になっています。
が、「時にして真理は少数意見にあり」――お盆も近いので過去に“ガンコ先生”が何度も語っていた幾つかの“へそ曲がり疑問”を紹介してみようと思います。
――よくマスコミの海外ニュースについて苦笑されていますが…(笑)。
S先生「アレは本当に海外特派員が取材しているのかね(笑)。異国の地で、経費削減による少ない人数でまともな取材なんかできないと思うけどなあ(笑)」
――じゃあ、彼らが報道しているのは何ですか?
S先生「現地の新聞やテレビの記事を紹介しているだけじゃないかな(笑)。そもそも我が国の記者が相手に取材している画や記事を目にしたことがあるかい?(笑)」
――取材でなく、現地メディアの報道ニュースを集めるのがほとんどの特派員の仕事?
S先生「昔の海外勤務は“福祉転勤”、“骨休め赴任”って言われていたぞなもし!(笑)」
――“現物ボーナス”なんですね(笑)。 しかし派遣国の言葉に明るくない社員もいるはずですが…。
S先生「アシスタント役として現地で優秀なアルバイト社員を見つければ万事OKだろ(笑)」
――最近、テレビの情報番組(ワイドショー)によく首を傾げていますが、何か?。
S先生「誰がどうとかいう話じゃないが、取り上げる話題について、それなりの名前を持つタレントがコメンテーターというか、場合によっては専門家の立場であれこれ意見を述べているが、どうにも釈然としないんだよなあ(笑)」
――なぜですか?
S先生「彼らが優秀であっても、国際問題から我が国の政治、経済に事件、スポーツさらに芸能界の不祥事まで、分野を問わず一人前の意見を述べているのは不思議この上ないんだよ(笑)。たとえば海外問題なんか、その国に行ったこともないのに、知ったかぶりであれこれ喋るのはおかしいだろう」
――そう言われれば…。
S先生「彼らは“座持ちの天才”かも知らんが、所詮は“役者”。放送前の打ち合わせ通り、台本通りに演じているんだろうなあ(笑)」
――要するに“お芝居”なんですね。それをチョイチョイ余計なことをアドリブで喋るから問題になる?
S先生「本物の専門家や一家言ある人にとっては、台本に書かれていることを自分の意見のように喋るのは不本意だから、そうした面々はいつの間にやら番組に出演しなくなり結果、番組は毒にも薬にもならない“井戸端会議”でシャンシャン。そんな出来レースの番組なら安物のAIで十分だろう」
――AIでもいいから、少しでもパンチの利いた言葉でもあれば、視聴者も納得するのでしょうが…。
S先生「他人が表沙汰にされたら困る問題を報道するのが“メディアの仕事”なのに、裁判沙汰を忌避、SNSなんかで叩かれたら堪らんからハナから安全運転。良い番組なんか出来るわけないわな(笑)」
――表現の自由より我が身の保身~(笑)!
S先生「ワイドショーだけでなく、今はすべての番組が安全運転主義で面白くないから、you tubeなどに盗られちゃうんだろうな」
――直接、間接、大なり、小なりに拘らず、たとえありきたりのドラマにせよ“反権力”の意図がなければマスコミとしての価値がないと思いますが~。
S先生「それが必要ないのは、最近人気の天気予報だけだよ!(笑)」
――テレビ番組の「種類」についても、よく首を傾げていらっしゃいますが…。
S先生「『貧すれば鈍する』――あらゆるジャンルで安易且つ貧弱な番組が増えてるよなあ。昔は他局の真似なんか意地でもしなかったものだが、今は即刻のパクリなんだから情けないよな」
――定番の食べ物、料理店案内に散歩番組、PRを兼ねた旅番組、お笑い芸人たちの楽屋話、企業のためのパブリシティというより露骨な宣伝番組など、どのチャンネルを回しても同じなんだから、そらあ視聴者が減るのは必然だわな(笑)」
















