『半値八掛け二割引? 』

『半値八掛け二割引? 』

猛暑だ!豪雨だ!台風だ!――今や天気予報が必見の番組化。
世相共々落ち着きのなかった季節も、いつの間にやら11月。
余すところ2ヶ月となりましたが、冬は間近。急な寒さで風邪を引かないようご注意下さい。

永田町は国民不在のまま3ヶ月。
スッタモンダの挙句、ようやく初の女性内閣が誕生。
威勢の良い掛け声でスタートを切りました。

しかし、言うのは簡単!――果たして気合だけで、物価値上がり阻止をはじめ、国民生活の為の政策を実行することが出来るのか。
さらに声高に叫ばれる「親米自立路線」が目指すものは何なのか。
「一寸先は闇」の政界だけに予断は許せません。

さて、今日の一番目のお客様は4ヶ月前に産まれた初孫さんの命名の報告にいらっしゃったKさん。
お婆ちゃんとして、待ちに待ったお孫さんだけに最初から自慢話のオンパレード。

「お腹にいる時から穏やかなクラシックを聞かせたし、妊婦体操をしっかりするように指導したし、それに、きららさんの命名のおかげもあって(㊟お世辞ww)将来はイケメン間違いなしよ!」と、何枚もの写真を見せて始終ニコニコ顔でした。

が、ただひとつ、暑さにもかかわらず、誕生記念にとお孫さんも含めて家族全員で行った大阪万博はイマイチだった様子で、元新聞記者らしい鋭い批判を連発。

「わたしが中学生だった時に行った大阪万博では、月の石、アポロ宇宙船とか、大型コンピューターなど子どもでも『うわっ』と驚くような展示品がいっぱいありましたが、今回はめまいがしそうな映像ばかりでガッカリ。
小さな国のパピリオンは、まるで地方の物産展並み。
それに地元の方が少なかったように感じたのも気のせいじゃないような( ´艸`) 
危ぶまれていた収支はどうやら赤字を免れたようですが、パピリオンの建設工事代金の未払いなどおかしい問題も残されており、レガシー云々なんぞ問題外。
まあ、採点すれば30点。
結局はカジノIRのための万博だったんじゃないかしら( ´艸`)」

万博に行ってもいないわたしは頷くしかありませんが、マスコミから聞こえてくるのは“ミャクミャク賛歌”をBGミュージックにした大成功アピールばかり。
――かな、Kさんが指摘したように、何事も半値八掛け二割引ぐらいが“真相”かも?

きらら(10/26)

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