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きらら館おススメ文庫, Page 2

「ノーモア ヒロシマ」

本作は、原子爆弾が投下された18年後の1963年に広島を訪れたノーベル賞作家・大江健三郎氏が、原水爆禁止世界大会、原爆被爆者、そして被爆者の治療に当たる医師たちを取材、「広島の、まさに広島の人たちの人間らしい生き」を通じ …

『桜 守』

素朴な疑問ですが…花の中でも「桜の花」は、どうして観る者の心に格別の印象を与えるのでしょうか。 桜を通して人間と自然の在り方、さらに人生をかけて一つのことを成し遂げることの偉大さ、素晴らしさを教えてくれるわたしの大好きな …

「みんなちがってみんないい」

大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した 山口県出身の童謡詩人・金子みすゞさんは、 短い生涯(26歳)で約500編の詩を遺しました。 何かと騒がしい毎日。 一服の清涼剤として彼女の詩集を読まれることをお奨めします。 …

「頑張れ、新社会人&新入生!」

暑さ寒さも彼岸まで。 最近は何かとご乱行気味の気候ですが、 春の訪れだけは“スケジュール”通り。 改めて自然の偉大さを感じます。                            きらら(3/6)

「歴史は繰り返す」

B29の空襲を経験したことのない世代が少なくなりつつある現在、 世相の険悪化に連られて「戦争」に対する抵抗感が急速に希薄化している ような気がします。 いつか来た道――歴史が繰り返されるのも、残念ながら人間は進歩できない …

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」

今週のお奨めは『方丈記』。 鎌倉時代に鴨 長明によって書かれた随筆です。 古文の『方丈記』は苦手(ww)でしたが、今はわたしの愛読書。 この時代にあって体験した地震・飢餓・大火など天変地異に関する記述は穏やかならざる現代 …

「梅仕事のコツと人生のヒント」

梅仕事があるから今まで元気でこられた。 手をかければかけた分だけ、いとおしくなる。 手を抜くと後で必ずツケがまわってくる。 今週は梅の効用から料理を通した人生勉強、人づきあいの秘訣まで、70余年にわたって梅干しを作り続け …

「雨ニモマケズ~」
<きらら館おススメ文庫>

今年の当欄はこれまでと少し趣向を変え、折をみて「渋谷きらら館」が選んだ書籍(特に古典)を紹介したいと思っています。 その第一弾として本日紹介するのは『雨ニモマケズ』(宮沢賢治著)です。 心静かにご一読すれば、きっと新しい …