『羊頭狗肉』
国際連合は1945年10月、第二次世界大戦を教訓にアメリカ・ソ連・フランス・イギリス・中国など連合国が中心となって設立した「平和を希求する」ための組織で、
国連憲章の前文で
「我らの一生のうちに2度までも言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳および価値と男女および大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、一層大きな自由のなかで社会的進歩と生活水準の向上とを促進する」
と謳い、
「平和の破壊の鎮圧のため有効な集団的措置を執り平和を破壊する虞のある国際的紛争の解決を平和的手段で実現する」
ことが本来の役割であると高らかに述べている。
しかしながら、現実の国連は、前文の精神とは程遠い「絵に描いた餅」といっても過言ではない無用の長物になり果ている。
一体、国連は何処へ行くのだろうか?
きらら(2/2)
Marcello Casal JR/ABr, CC BY 3.0 BR, via Wikimedia Commons