「洋の東西を問わず人生を左右するのは『縁』!」
いつまで続く熱い夜、早く吹け吹け秋の風。
来週からは9月というのに、「暑い」というより「熱い」毎日。
地球はもはや「温暖化」どころか、「熱帯化」に向かっているのでしょうか。
先日のお客さまは、北海道・釧路から。
「はじめまして。先日、予約したMです。よろしくお願いします」
「わざわざ北海道から来てくれたの? 恐縮です」
「大学時代のお友だち、Wさんの紹介です」
「Wさん?――ン?――Wさんは、ドイツにいるはずだけど…」
「先週、LINEで結婚のことで相談したのですが、彼女いわく『今の幸せは、きらら先生に背中を押してもらったお蔭よ。Kもぐずぐず悩んでいないで、一度行ってみたら。占いというより、何と言うか、目からウロコのアドバイスをしてくれると思うよ』って熱心に言うものですから…」
「そんなに持ち上げられると面映ゆいけどwww。――外資系製薬会社の東京支店にお勤めしていたドイツ人と結婚する、しないで、大反対のご両親まで巻き込んだ大騒ぎになって…」
「家出する、しないと騒いでいたのに急転直下。さっさとドイツに行っちゃったので不思議に思っていたのですが、きらら先生が“キューピッド役”をされたのですねwww」
「わたしは、ちょっと背中を押しただけなのに、キューピッド役は少しオーバーだわねwww」
「先生の言葉で反対していた両親まで納得した、と言ってましたが…」
「Wさんは旧家の箱入り娘だし、ご両親の気持ちも分かるけど、でも、それ以上に彼とはこれ以上ないナイスなご縁だし、彼のご両親(舅、姑)との相性もバッチリだったから、わたしも“気合い”を入れたわよwww」
「ご両親を納得させたのは、きらら先生の『洋の東西を問わず人生を左右するのは縁』のひと言だったとか…」
「わたしの気合いを込めた言葉にご両親も諦めたのかも…www」
「去年には双子の女の子も産まれて、彼女のペースで、ワクワク、楽しい日々を送っているそうです。彼女は優秀だったし、憧れの存在でしたが、まさかドイツで充実した生活を送っているなんて羨ましい限りです」
「人生いろいろ、彼女は彼女。――そんなことよりMさんの相談は何? せっかく遠いところから足を運んでくれたのだからいっぱい聞いてください」