「占い師の本懐」

台風15号による千葉県の大規模停電。

それにしても電気がなければ…。

日常生活に潜む「脆さ」を痛感させられました。

このところ、なぜか以前、お見えになったお客様のラッシュです。

一番の“ベテラン”は15年ぶりのAさん。
そして11年ぶりのBさんに、10年ぶりのCさん。

最初にお会いした時のAさんは20代半ばでした。
現在はご一家でカナダ在住。
ママの貫禄十分、幸せ溢れる表情からは、「彼とはもう別れます」――来るたびにグダグダ言っていた当時の面影は微塵もありません。

「すべてはあの時、きらら先生が強引に彼との結婚を勧めてくれたお陰です」


今は北海道にお住まいのBさんは再婚の相談でした。
プロポーズしてくれたお相手は6歳年下の牧場経営者。
「願ってもない良縁!」と太鼓判を押したことを思い出します。
今回の上京は、大きなレースに出場する自身の牧場で生産した競走馬を応援するためとのことでしたが、口にするのはご主人とふたりの子ども自慢。

「もう男は懲り懲り」と躊躇するわたしに、『女は2回勝負する』と強引に背中を押してくれたきらら先生は人生の恩人です」

Cさんは東南アジア某国の病院で活躍中の女医さん。
どうしてもお医者さんになりたいと、一度は入学した大学を辞めて再受験した頑張り屋さんです。
きらきらと輝く笑顔は羨ましいほどに輝いています。

「周囲が全員、反対するなかで、『あなたにとって医者はあなたの天職ですよ。頑張って!』と言ってくれたきらら先生には感謝の言葉しかありません」

 「たかが占い、されど占い」――占い師の本懐です。

きらら(9/15)