「バランス役は家庭の要」

「いつまで続くぬかるみぞ」

11日までと言っていたのに…(´;ω;`)

緊急事態宣言があっさりと延長されました。

本番まで3ヶ月を切った状況下での東京五輪。

安心・安全に開催できるのでしょうか?

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今日のお客さまは北関東地方某県Fさん。
初めてのご来館です。

随分と緊張しています。
リラックスしてもらうためにルイボスティを淹れます。

「お世話になります。どうかよろしくお願いします。――先日、たまたまネットで『渋谷きらら館』のHPを拝見して…」

「遠いところからお越しいただきありがとうございました。――(気を良くして)クッキーもどうぞ( ´艸`)」

相談内容は今年、中学生になった長男との対処法についてです。

「主人は大手銀行に勤務していますが、一人っ子ということもあってか、自分と同じように優秀な高校、大学に進ませようと必死で(息子の)顔を見れば勉強、勉強と連呼する狂のつく教育パパぶりです。わたしは主人とは反対で、学歴云より、自分の好きな道に進めばいいと思っていますから、お恥ずかしい話ですが、長男の進路が話題になる度に主人と口論、家の中がすっかり暗くなってしまい、わたしまでノイローゼになりそうです」

「我が子が将来、苦労しないために、親があれこれ口出しするのは親心の表れ。しかし、場合によっては、そうした“親の熱い思い”も空回り、親子断絶の原因にもなりかねません。――まず、ご主人とFさん、息子さんから占ってみますね」

わたし自身もFさんの考えに賛成の立場ですが、最初から主観を交えず、鑑定するのが「きらら流」です。

「いいとか悪いではなく、息子さんは“ひらめきの達人”、ご主人は“合理性を重んじる努力の人”です。共通しているのは、ふたりとも強い運を持っているので、無理にどちらかに幅寄せしようとすると衝突してしまいます。Fさんは中庸、やや息子さん寄りの中庸なので、ふたりのバランス役としてうってつけです」

「でも、わたしに…」

「バランス役は、いわば家庭の要。その要役が“水と油”のふたりを無理に混ぜようと、あれこれ考えるから深刻になってしまうんです。肩の力を抜いて“大人の立場”でバランス役に徹してみてはどうですか。Fさんご一家は、とってもいいご家族です。――家庭に限らず、全員が同じ役柄のドラマはつまらないでしょwww」

「なるほど。――わたしが少し神経質になっていたのかも知れませんね」

「『籠に乗る人 担ぐ人~』――息子さんは、『これだ!』と自分が納得するものを見つけた時は、オーバーではなくご主人もビックリする能力を発揮する『天才』を持っています。その何かを見つける日まで“F家のプロデューサー”として、もっと広い気持ちでふたりに接してみてはどうですか」

「そうですね。頑張ってみます」

「来年初めには、お子さんが、『これだ!』と思えるものを見つけるはずですよ」

「楽しみです。――息子が『これだ!』を見つけた時はまた報告させていただきます。――今日は、本当にありがとうございました(😊)」

きらら(5/10)