「不便だけど 不幸じゃない!!」

♪♪ 歩きたい 走りたい 2本の足で

手をつなぎたい 抱きつきたい 2本の手で

誰もがやってる簡単なことだよね

なんでもないことなのに

わたしはできない

だけど…信じてもいいよね

頑張ってる人には いつか幸せが訪れるときが
必ず来るって ♪♪

今年6月22日、テイチクレコードから発売された佐野有美さんのデビュー曲『歩き続けよう』の歌詞です。

有美さんは、昨年10月に出版(主婦と生活社)した詩集『あきらめないで』が話題になったことで、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、両腕と右足がなく、あるのは指が3本あるだけの短い左足だけ。先天性四肢欠損症という障害にも負けず、「前へ、前へ」と元気いっぱいに生きている愛知県豊川市在住の21歳の女性です。

「私は友だちと同じようにやりたい」と小学校から高校まで健常者と同じ学校に通いました。
「挑戦もしないで“出来ない宣言”をするのは悔しい」と3本の指でピアノを弾き、100Mを泳ぎ、メークをし、メールを打ち、食事を摂る。そして高校時代には、「先輩の笑顔があまりにも輝いているから」とチアリーディング部に入り、足の指でポンポンを持って演技する“車イスのチアリーダー”として活躍etc――「不便だけど 不幸じゃない!!」――「いつかは、きっといいことがあると信じて今日を生きる!!」――困難や苦労に絶望することなく、反対にそれをバネに前向きに生きる彼女の“爽快なガンバリ”と“ひたむきな生き方”には、感心させられるばかりか、逆に励まされ、人生の何たるかを教えられます。

きらら

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