「Fさん、内定通知おめでとう!」
梅雨入りです。
蒸し暑かったり、ちょっと寒かったり。
本格的な衣装替えはもう少し先のようです。
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「すみません。こんばんは~。まだいいですか?」
最後のお客さまが終わり、「さあ帰ろうかな」と思ったところへ、また予約のお電話。
「はい。大丈夫ですよ。どうぞ。きらら館の場所は分かりますか」
「は~い。今、コンビニの前ですからすぐ行けます」
玄関までお迎えに。
アレッ、以前、お見えになったような…。
「2年ほど前に2度ほどお邪魔しました、Fです」
「あっ、確か横浜出身でA大学の2年生だった方?」
「ワッ、2回しかお邪魔してないのに覚えてくれているなんて、感激です」
「なぜなのか分からないけど、わたしは一度でも鑑定した方のことは、覚えているの。それ以外のことは、忘れるのに…www。――そうだ、2度目の時、将来は新聞記者になりたいと言ってなかった?」
「そんなことまで覚えてくれているなんて…Σ(・□・;)。その時、占いは初めてだったのですが、きらら先生に『これから3年間のあなたは無敵。それに文章貴人の★も大きいし、好奇心旺盛な頑張り屋さんだから大丈夫よ』と言われたことが、すごく自信になり、おかげさまで先月、第一希望のN新聞から内定を戴くことができました」
「それは、それはおめでとう!」
「今日、こんな時間にお邪魔したのも、そのことを報告したかったからです」
「え~っ、わざわざ来てくれたの…(^o^)」
「両親をはじめ周りは、公務員とか学校の先生になりなさいと言う人ばっかりだったなかで唯ひとり、大丈夫よ!と背中を押してくれたのが、きらら先生だけでしたから…www」
「まだまだ男社会だし、取り巻く環境も以前に比べて厳しくなった新聞業界だけど、大切なのは教養に裏打ちされた感性。何でも見てやろう!の精神で頑張ってください」
「はい。挫けそうになったら、先生の所に相談にきますから、その節はよろしくお願いします」
「アイアイサー😊」