「幸せの形は色々」

朝夕の冷え込みがきつくなりました。

それもそのはず来月は12月。

終わりよければすべて良し。

乾布摩擦の励行(昭和時代www)で風邪を引かないように…。


今日最後のお客さまは大学生のGさん。
相談内容は「恋愛運」と「職業運」。

恙なく鑑定終了後のティ―・タイムに“哲学的”な追加質問です。

「先生、幸せって何ですか」

「う~ん。――日常生活のなかでも、人は簡単に『幸せ』と言うけど、幸せはモノのように形があるものではなく、人それぞれの価値判断によるもの。たとえば、お金持ちになること、出世すること、自分が好きな仕事に打ち込むこと、世のため人のために尽くすこと、つましいながらも家族仲良く、毎日健康で平凡に暮らすことなど様々です。――要するに『我思う 故に 我在り』。その人の心そのものが決めるものだと、わたしは思っています」

「でも、両親や世間は<かくあるべし!>と定型化したがりますよね」

「各人の幸せを世間の目が決めること自体おかしいのに、せっかくの自分の判断をワキに置いて、世間の目に合わせようとすること自体、おかしいと思うんだけど…」

「世間の目を気にするということは、内心ではミエやハッタリではないかと思う反面、イザとなると、個性を大切に、自分らしくと思っている自分の意に反して世間の目に合わせようとする自分がいるんです」

「時代は変わったとよく言われるけど、今、色んな分野で起こっている様々な変化を見れば、今までのような<集団の時代>から<個の時代>に変わっていることが分かります。――あなたの場合、大学院に進学、将来は大学に残り、植物学者になりたいという素晴らしい希望があるんだから、さっきの鑑定でも言ったように、両親が反対でも初志貫徹、信じた道を歩むべきだと思いますよ。――昭和の時代には、<あれもこれも満遍なく出来る>ようにという教育でしたが、これからは<一芸に秀ずる>ことが主流になると思います」

「女だてらに!と反対している両親は分かってくれますかね」

「あなたのことを思うあまりに反対のご両親も決して分からず屋ではありません。不退転の覚悟で説得すれば、納得してくれるはずですよ。――花も嵐も踏み越えてwww立派な植物学者を目指してください」

「少しですが勇気が湧いてきたようなwww――はい、情熱を込めて真剣に両親を説得してみます」

きらら(11/22)