「計算よりも直感」

雨が降ったりやんだり、スッキリしない毎日。

こんな天候を「すすき梅雨」と呼ぶそうです。

なんとも風流ですが、油断して風邪を引かないように。

 

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どういった風の吹きまわしか、このところ久しぶりのお客さまが続いています。

ありがたいことですが、困るのは、みんなマスクをしているので、一度お会いしたことのある方なら瞬時に思い出ことができるわたしでも顔が分からないことですwww

今日、足を運んでくれたのはNさん。
てっきり初めての方だと思ったのですが、どうもどこかで会った方のような気がします。

思い切って、少しだけマスクをずらしてくれるようにお願いします。

「ああ、Nさん。――お久しぶり! 元気だった?」

「きらら館にお邪魔したのは、ちょうど4年前の今頃が最後だったのに、覚えてくれているなんて感激です」

当時のことを徐々に思い出してきました。

確か、Nさんの相談事は「結婚問題」――ふたりの方からプロポーズされていたのですが、両親が猛烈に奨める高学歴と高収入のA君と、Nさん自身が初対面から心を寄せるB君のどちらの相性がいいかという問題でした。

「その節はお世話になったうえ、結婚式にはお花まで戴いて。――今でも、しっかり覚えているのですが、きらら先生の鑑定は『どちらの方も三国一の花婿です。幸せの定義は人それぞれですが、穏やかな人生を望むNさんにはB君がふさわしいと思います』というものでした。――A君を奨める両親には『もったいない』と散々、反対されたのですが、鑑定時にきらら先生に言われた『人生で大切なのは計算より直観』という言葉を思い出し、Bと結婚したことを昨日のことのように思い出します」

「結婚後は、彼の転勤でオーストラリアに移住したと言ってたけど、今は?」

「オーストラリアのシドニーで3年間、そして昨年末に帰国、現在は仙台で、とっても幸せな結婚生活を送っています。すぐに先生に会いに来ようと思った思ったのですが、コロナのせいで遅くなりました」

「お子さんは?」

「今、お腹のなかで6ヶ月です」

「道理で、少しふっくらしたような…www」

「コロナが終息したら主人も連れて来たいと思っていますが、その前に産まれたら是非、初めての子の命名もお願いします」

「アイアイサー!」

きらら(9/6)