「災い転じて福となす」

「１０周年、おめでとうございます」

先日、Ｆ君が久しぶりにご来館。

「うわ～っ。今度の部屋は明るくていいですね」

彼は、俳優の卵。
卵と言っても、最近は端役ながら、映画やＴＶドラマでセリフのある役を戴いて頑張っている“未来のスター”です。

「コロナ禍で大変なんじゃないの」

「せっかく３月からクランクインする予定だった映画で、いい役を貰ったのに撮影が延期になっちゃって、もうメタメタです。フ～ッ( ﾉД`)」

「腐らない、腐らない。――ため息ばかりついてると、せっかくの出世★が流れ星になっちゃうわよwww」

「今日はきらら先生に愚痴を聞いてもらって、代わりにエネルギーを注入して戴こうと思って…(*´σ-｀)ｴﾍﾍ」

「はい、はい。Ｆ君のためならひと肌もふた肌も脱ぐわ。www――でも、ボツボツ撮影を再開しているって、この前見えたＴＶ局の方が言ってだけど…」

「映画の場合は、監督、助監督以外にも撮影や音声、美術など、大体５０人ぐらいのスタッフが必要ですから、当然、密になるし…。そのうえ顔には“お面”をつけなくちゃいけないし、とてもじゃないですが満足な映画なんか撮れませんよ」

「そうなの」

「先輩に聞いた話ですが、抱き合うのも１回こっきり、キスシーンも控えるようになんて言われてるそうですよ」

「それじゃあ、影響がないのはアニメ映画だけじゃない(*_*)」

「いつになったらコロナ禍が終息するのか、先の見えない状況の中で、僕の出世★は消えませんか？」

「大丈夫よ。この前も言ったように向こう２年は輝いている大きな星なんだから。そんなことより『災い転じて福となす』。気休めではなく、しっかり勉強して再開の日を待つべきよ」

「はい。また、きらら先生にエネルギーを戴いて、胸のモヤモヤがとれたみたいです。今日からまた頑張ります」

「何事も気持ちの持ち方次第。コロナウイルス如きに負けちゃだめよ」

きらら(6/29)

追伸

渋谷の街にお世話になって１０年になりました。ひとえに皆さまのご愛顧の賜物と、きらら館一同、心底より感謝申し上げます。これを機に５月２６日に従来の「Ｊ＋Ｒビル・８Ｆ」より徒歩２５秒、夢二通りを挟んだ『サイトービル５Ｆ・ハローオフイス渋谷３２号室』に移転しました。（１Ｆにファミリーマートが入っているビルです。詳細はＨＰのアクセス欄を参照してください）

今度のお部屋は、広さは以前と同じぐらいですが、とっても明るく、心も晴々、癒し効果抜群のお部屋です。
渋谷にお越しの際は、是非、足をお運びくださいませ。