「学べばすなわち固ならず」
コロナ肺炎禍でセンバツ高校野球が中止。
苦渋の決断とはいえ、球児たちにしてみれば無念で済まない中止宣言。
ここで妙案。
春の大会を夏に開催、夏の大会を冬休みにするのは、どうでしょうか。
先日、早仕舞いして入院中の「論語博士」のB先生のお見舞いに。
「具合いは、どうですか? 先生」
「これは。これは、きららさんにお見舞に来て貰うなんてかたじけない」
「奥様から電話をいただいた時にはびっくりしましたよ」
「うっかり階段を踏み外してしまって面目ない!――幸いにも骨折だけだったので、来月には退院できそうだ」
B先生は、孔子研究にかけては知る人ぞ知る権威。
最初にお見えになったのは3年前。
その時は、そんな高名な先生とは露とも知らず、あれこれ鑑定。
かなり当たっていたようですが、それがご縁で、ちょくちょく足を運んでくれるようになりました。
と言っても、鑑定というより話題はもっぱら「昭和時代の思い出話」。
そして、その合間、合間に論語の“講義”、占いは3回に1回程度
ふたりの遣り取りは、他人の目には漫才に見えたことでしょうwww。
「思ったよりお元気そうで安心しました」
「入院して健康のありがたさがよく分かったと同時に、いつもきららさんが言ってたように、当たり前に自分の足で歩いて、お風呂に入ることができることが、実は『幸せ』ということを気付かせてくれたよ。文字通り、負うた子に教えられだなwww」
「ということは、わたしが負われている子どもですか?www」
「失敬!www」
「『学べばすなわち固ならず』――せっかく『幸せの何たるか』を教えてくれたのですから、今回の怪我に“感謝”。これからは気をつけてくださいよ」
「ありゃ、これは1本取られたなwww」
「先生の自称・内弟子ですから…www」
きらら(3/16)