「続々・雑学講座」

東京の桜の花は散って葉桜に。

『たんぽぽや 日はいつまでも 大空に』(中村汀女)

やっと、やっと本当の春の到来です。

今週も、「ナントカのひとつ覚え」と笑われそうですが、なぜかアクセス数が多いwwwF先生の雑学講座です。

「日本では挨拶をする時、お辞儀をするけど、どんな意味があると思う?」

珈琲カップを手に、「分かるかな?」という表情のFさん。

「そういえば、昔から自然に頭を下げているけど、そんなこと考えたことありませんが…」

「日本では飛鳥時代ごろから頭をさげる挨拶が始まったと言われているのだが、頭を下げるということは、無防備な首を相手の目の前に曝け出す行為だ。つまり相手に対し『わたしはあなたに敵意を持っていません。心の底から信用しています』という気持ちを態度で表しているわけだ」

「へ~っ!――でも、外国では握手ですよね」

「これも同じ意味だよ。お互いが右手を差し出すのは『武器を隠し持っていません』という意思表示なんだよ」

「なるほど!」

「相撲でも最初の仕切りの時に蹲踞(そんきょ)の構えのまま、両手を横に広げて掌を上に向けるんだが、あれでわたしは、手の中に『武器を持っていません』ということを相手に知らしめているんだな」

まさに雑学博士!――ホントに色んなことを知っているFさんです。

「まあ、子どもの時分から、見るもの、聞くものすべてに、何でそんなことをするのか、何か意味があるんじゃないか?とトコトン詮索する癖があって…」

「好奇心旺盛な子どもだったんですね」

「勉強といえば聞こえはいいが、どうでもいいことをグダグダいう変わった子どもと思われてたんだろうな、きっとwww」

「三つ子の魂百まで。――それが高じて今に至っても、あれこれ研究しているわけですね」

「『何故?どうして?』と考えることがボケ防止につながっているのかも…www。
珈琲、もう一杯お代わり!」

きらら(4/22)