『きらら胎教教室!?』
久しぶりの信州。
きっと涼しいはず…と思いきや、
バスを降りた途端、暑い~(´;ω;`)。
東京より暑いだなんて!
Oh my God!
北は北海道から南は鹿児島まで、夏は地方からのお客様が多く見えます。
今年の最初のお客様はSさん。
結婚前は東京にお住まいでしたが、ご主人の転勤で現在は“秋田県人”です。
「お久しぶりです。その節は大変お世話になりました」
モデルをしていた当時より、さらに美人になっています。
「こちらこそご無沙汰ね。すっかり“秋田美人”になっちゃって…」
「お米が美味しいせいか、体重が5キロも増えてしまいましたwww」
「赤ちゃんはまだ?」
「お腹にいます。5ヶ月です」
愛おしそうにお腹を撫でるSさんの顔から幸せがこぼれています。
「じゃあ、もう安定期ね。つわりは?」
「もうほとんどなくなりました」
「妊娠は病気じゃないんだから、あまり神経質にならず適度に体動かすのよ。それと、胎教は大切だからね。赤ちゃんはお腹の中で耳を澄まして聞いているんだから、ハラハラドキドキしないようにね」
ここは出産の“大先輩”らしく蘊蓄を垂れますwww。
「はい。妊娠が判ってから、主人が洗濯も買い物もやってくれるし、結婚当初より優しくなりました。『彼は家庭的で子煩悩な旦那さんになります』という、きらら先生の鑑定通りの主人です」
「今回、ご主人は?」
「明後日迎えに来てくれるので一緒に帰る予定です」
幸せな報告を聞くのは、占い師として至福の時間。
わたしまでも心が浮き浮きしてきます。
南アフリカ直送のルイボスティーを淹れます。
「今、思い出しても、あの時きらら先生の後押しがなかったら主人とも結婚していなかったし、もちろんこの子も授かっていなかったし、本当にありがとうございました」
Sさんが、『きらら館』にお見えになったのは、「家柄がどうのこうの、学歴がどうのこうの」と、ご主人の御両親の反対に遭ってスッタモンダしている時でした。
「別れるべきか、反対を押し切って、結婚すべきか」
切実な相談でした。
「結婚するのはふたりであって、両親ではありません。相性度数は94点。あなたにとっても彼にとってもピッタリの相手です」
後日、一緒に来た彼にも、わたしは迷わず強引な結婚を勧めました。
「今では、彼の両親も『早く孫の顔が見たい』と、すっかりお爺ちゃん、お婆ちゃんになっていますwww」
良かった、良かった。――Sさんからお土産に戴いた「いぶりがっこ」と「なまはげ煎餅」の味は格別でした。