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「バツあり同士だからこその幸せ

不規則なお天気に、今日は何を着ようかな。

しばし思案の毎朝です。

もう10月も半ば。

この調子では、秋らしい秋もないまま冬に突入かもしれません。

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本日最初のお客さまは、築地のご隠居が紹介してくれたOさんです。

「占いは初めてです。今日はよろしくお願いします」

「わたしの師匠であるご隠居のご紹介ですものwww遠慮なくご相談ください」

いつもご隠居にお出しする珈琲をお出しして、しばしの雑談。

「実は、この歳になってお恥ずかしい話ですが、お友だちとしてお付き合いしている方からプロポーズされて…」

まず、Oさんとお相手の方の生年月日をお伺いします。

「あら、おふたりともバツイチ?」

「そうですけど…。占いでそんなことも分かるんですねwww」

「バツ印は過去の話。大切なのは、これからをどう生きるかですから、そんなことを気にすることはありませんよ。――忌憚なく言うわね。Oさんも相手の方も一度目の結婚で納まらず、二度目で幸せな結婚ができる、それも大きなを持っていますから、今回のプロポーズは受けてもいいどころか、受けるべきだと思います」

「良かった~。バツあり同士では、“割れ鍋に綴じ蓋”になるんじゃないかと心配していたのですがwww安心しました」

「お相手の方は、誠実で、とても包容力があるので、ちょっと頑固なところがあるwwwOさんが半歩下がって接すればピッタリの2乗、相性度数は94点です。おふたりとも子宝には恵まれにくい運勢なので、ともに白髪の生えるまで、これからの人生を仲良く送ってください」

「はい。分かりました。今日はお忙しいところ、ウキウキする鑑定をありがとうございました」

「ところでプロポーズの件をご隠居はご存じなの?」

「いえ。でも、きららさんから◎の鑑定をしてもらったので、来週にでも胸を張って報告したいと思いますwww」

きらら(10/17)