「子育て5ヶ条」

これもコロナウイルスのせいでしょうか。

「らしさ」が感じられない師走です。

丑年も余すところ2週間。

無事之名馬也。

寒くても乾布摩擦を忘れないように。

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先月は「子育て」に関する相談が多くありました。

北関東某県からご来館のHさんもそのひとり。
挨拶もそこそこに、座るなり始まったのが子育ての苦労話。

「わたしとしては世間的に正しいとされている育て方を一生懸命、やっているのですが、肝腎の息子(小学生)は笛吹けど踊らず。高いお金を出して学習塾をはじめ、ピアノや英会話など習い事もいっぱい通わせているのに…。もう分からなくなりました(*_*)」

「時代は変わっても、親が子どもを思う気持ちは同じです。親の心 子知らずで育ってきたwwwわたし自身が、偉そうなことを言うのは僭越、こそばゆい気がしますが、多くのお子さんを観てきた経験から言えることは、いくら自分がお腹を痛めて産んだ子どもでも別人格。赤ちゃんの時のように思うようになると思うのは間違っています」

「愛情もしっかり注いでいますし、将来、我が子が幸せな一生を送れるようにと、わたしなりに努力しているのですが…」

「昔は勉強をはじめ、すべての面で、いわゆる“良い子”に育てることが親の使命でした。優秀な学校に入り、大企業や官庁で大過なく定年までお勤めするというのが幸せな人生モデルだったのですが、今や時代は大きく変化。昭和の教育を受けてきた我々にとって、悲しいかな、数年先の時代ですら読むことは出来なくなりました。そんな不透明な時代を生きる子どもたちに、わたしたちの時代の“常識”で接することは、極端なことを言えば、かえって有害かもしれません」

「そうですね。何か、色んな面で別世界のことのような気がすることも再々です。――う~ん!じゃあ、どうすればいいのでしょうか?」

「ひと言でいえば、子どもの自主性を尊重してあげることです。――具体的にいえば、次の5ヶ条です。①子どもに親の期待や理想を押し付けない。②好きこそモノの上手なれ。子どもが好きでやっていることにダメと言わず、逆に止めたいと言い出しても反対しない。③他の子どもと比較しない。④子どもの世界に親がしゃしゃり出ない。⑤子どもの前で夫婦喧嘩をしない。――あれこれ口やかましく言わず、誰よりも子どもを信じる姿勢で接すれば、子どもの方だって、よし頑張らなくちゃ!と奮起、のびのびと頑張るとわたしは思っています」

「言われてみれば、先生のおっしゃる子育て5ヶ条のうち、半分以上、逆のことをやってきたような…www」

息子さんとHさん、Hさんのご主人の生年月日をお伺いして鑑定開始。

「息子さんは、自分の力で道を切り拓く強い精神の持ち主です。自分が夢中になれることに出会えば将来は有望、ひとかどの人物になる成功を持っています。今後は彼の芽を摘まないために、つべこべ言わず、温かい心で見守るよう心掛けてください」

きらら(12/20)