「無理は禁物。立って半畳 寝て一畳~」
急な冷え込みのせいなのか、色々な「Go Toキャンペーン」のせいなのか?
コロナ感染者数が急増しています。
三蜜・消毒・マスク着用ーー今さらながらですが、細心の注意を払ってください。
秋晴れの某日、久しぶりに「築地のお爺さま」が顔を見せてくれました。
「こんにちは。寒くなりましたが、変わりありませんか」
スタンドカラーのシャツにグレーのブレザー。
いつもながらの渋いオシャレが憎いです。
「ご無沙汰です。おかげさまで…。お爺さまもお元気そうで何よりです」
今日は現在、南アフリカに留学中のスージーさんから戴いたルイボスティーを淹れてみました。
「俺も来年は米寿。ちょっと長生きし過ぎたなあと思う今日この頃ですwww」
「何をおっしゃっているんですか。人生100年!――まだまだ元気でいてくれなければ困りますwww」
「しかし、何事にも“潮時”というのがあるからなあwww」
「以前、その時期はお天道さまが決めてくれるとおっしゃってましたよ」
「そんなこと言ったかなぁwww」
「シカと聞きましたよwww」
信州から送られてきたばかりの🍎りんごを切ります。
「これまでの人生をふり返って、つくづく思うことは、失敗した時はたいていが無理をした時、上手くいった時は自然な流れで、いつの間にか良い結果が出ていたな。もちろん、両方とも一生懸命努力をするのだが、前者は功を焦って欲が先立っていた時、後者は無欲で取り組んだ場合のような気がするな」
「よく楽しいこと、ワクワクすることに取り組んでいる時は、時間が経つのも早いですけど、それも余計なことを考えていないからですよね」
「そうだな。――年寄りじみた考えと笑われそうだが、何かにチャレンジする場合、いい意味で開き直って、『無理は禁物。人生は立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半』の気持ちでぶつかることが大切だと思うな」
「あれこれ考えると、無理が無理を生み、その結果、ついつい本来の自分が持っている“らしさ”を失くしてしまうんですね」
「それが人間なのかもしれんが、斯く言うわたしも、この歳になってようやく子どものころに爺さんが口を酸っぱくして言っていたことの意味が分かったのだから、俺もたいしたことないわなwww」
「それじゃあ、お爺さまの足許にも及ばないわたしなんか、どうすればいいんですか?www」