「内助の女神さま」
コロナに猛暑、そして大型台風。
一体、日本の未来はどうなるのでしょう。
「明日は明日の風が吹く」なんて言ってる場合じゃありません(´;ω;`)ウッ
きらら館には色々なお仕事の方がお見えになりますが、先週のお客さまは開館以来初めての歌舞伎役者さんでした。
「はじめまして。Aです。貴重なお時間を取っていただきありがとうございます。どうかよろしくお願いします」
丁寧すぎる?あいさつに、いささか当惑。
「こちらこそ、よろしく。そんなに固くならず、リラックス、リラックス。緊張しないで何でも聞いてくださいね」
端正な顔つきに、何となく色気を感じさせる所作に、芸能関係の方かな?と思ったのですが…。
「お仕事は?」
「歌舞伎を…」
後で分かったことですが、歌舞伎界では次代を担う役者さんのひとりと目されている方とか。
「へ~っ、歌舞伎!――芸能界の方は多くいらっしゃますが、歌舞伎の世界の方は初めてよ」
「僕のファンの方から、きらら館のお話を聞いて…」
「それは、それは…。腕にヨリを掛けて鑑定しなくっちゃ!www。――で、相談内容は?」
「結婚を約束している女性がいるのですが、その時期について迷っています」
人気商売ですから、結婚運も大切ですが、仕事運も観なければなりません。
ふたりの生年月日をお聞きして鑑定開始です。
「まず、ふたりの相性度数は92点、満点に近い相性の良さです。芯が強い彼女は言うなれば、昭和の時代に女性の鑑とされた古風な考え方の持ち主です。わたしは歌舞伎の世界のことは分かりませんが、うってつけのような気がします」
「歌舞伎界は華やかな反面、まだまだ古いしきたりが残っている世界ですから、僕にとって彼女は、先生の仰る通り最高の伴侶だと思っています」
「次に結婚時期とAさんの仕事運。このふたつがピッタリ重なるのが2024年、令和6年です。彼女はまだ若いし、その頃にはあなたもランクアップ、大きな役をもらって一人前の役者の仲間入りをしているでしょうから、絶好のタイミングだと思います」
「心配なのは、それまで彼女は待ってくれるかどうか、少し心配なのですが…www」
「大丈夫よwww。――男社会にあって大切なのは内助の功。彼女は願ってもない“内助の女神さま”です。大切にしてあげてください」
「分かりました。現在はコロナで公演もままならずモヤモヤしていたのですが、きらら先生のお話をお伺いして、とっても気が楽になりました。ありがとうございました。――今日の話は、彼女にも伝えて、稽古に励みます」
「頑張ってね!」