「六月の花嫁」
JUNE BRIDE。
昨年は2回、結婚式の披露宴に招かれました。
ひと組は「きらら館」で紹介したカップルです。
スピーチを依頼された時は、いつも詩人・故吉野弘さんの「祝婚歌」の一節を朗読することにしています。
祝婚歌(抜粋)
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
吉野さんの詩は、結婚期間の長短を問わず、すべての夫婦の心に沁みる珠玉の言葉で埋め尽くされています。
きらら(6/10)