「杜の都のナイス・カップル」

オリンピックに高校野球。

あれも観たいし、これも観たいし…。

チャンネルを変えるのに四苦八苦です。

それはさておき、本当に暑い毎日。

体調を崩さぬよう呉々もご自愛ください。

日も暮れて少し涼しくなった午後6時。
予約時間通りにHさんがお見えになりました。

Hさんは生まれも育ちも宮城県。
チャキチャキの仙台っ子です。

Hさん「こんにちは。お久しぶりで~す」

きらら「暑かったでしょ。冷たい紅茶を淹れておいたわよ」

Hさん「ありがとうございます。仙台は今日から七夕まつり。もう人、人、人で”脱出”して来たんですが、渋谷もすごいですね」

Hさんは、宮城県内の某病院に勤務する女医さんです。

杜の都

きらら「彼も元気?」

Hさん「今日も『一緒に行きたい』って、せがんだのですが(笑)、急な手術があって、わたしだけが上京しました。彼も『きらら先生によろしく』と申しておりました」

きらら「結婚式の日取りは決まったの?」

Hさん「きらら先生が◎をつけてくれた先月に婚約したのですから、結婚式も当然、◎の11月に決めました(笑)」

きらら「光栄です(笑)」

Hさん「ホント、きらら先生には感謝してもしきれないほどお世話になりました。今日があるのも、みんな先生のアドバイスがあったからこそと、つくづく思います」

きらら「どうしたの、改まって…(笑)」

Hさん「彼と大喧嘩、『この人とはやっていけない。もう別れよう』って、フラフラと上京。夢遊病者のように渋谷の街を歩いている時に目に入ったのが表にあった看板でした。それまで『占いなんて』って思っていたのですが、『試しに観てもらおうかしら?』と魅入られるようにお邪魔したのが、きらら先生との出会いでした」

きらら「2年になるかしらね」

Hさん「今でもはっきり覚えていますが――きらら先生は『ふたりの相性度数、恋愛度数、結婚度数は順に92点、94点、95点。彼との出会いは必然、そして彼と結ばれるのも必然。彼以上の人は、今後の人生で出会うことはないと思います。決めるのはあなただけど、わたしは絶対に別れちゃダメ!と鑑定します』と凛とした表情でおっしゃいました」

きらら「わたし、そんなに凛としてたかしら?(笑)」

Hさん「両親にも友だちにも相談できず悶々としていた時に、初めてお会いしたきらら先生にピシャリ!とアドバイスされて、それこそ目からウロコの言葉でした(笑)。――あれからずっと、一度も喧嘩してないし、本当に幸せです。ありがとうございました」

きらら「おふたりとも人命を預かるお仕事です。――愛し、愛され、家庭に波風を立てず、穏やかな気持ちで患者さんに接することが大切です。今の気持ちを忘れないで頑張ってくださいね」

Hさん「それで今日は、わたしたちの”恩人”であるきらら先生に是非、結婚式に出席してもらいたくて、直接お願いに上がったわけです」

きらら「あらあら。それだけのために、わざわざ上京してきたの?(笑)」

Hさん「それに久しぶりにきらら先生にもお会いしたかったし…(笑)」

きらら「はいはい。喜んで出席させて戴きます」

Hさん「両親も是非、御礼を申し上げたいと願っております。お忙しいとは思いますが、どうかよろしくお願いします」

きらら(8/8)