「仲人10組目のY先生は日本の“救世主”!?」

箏Yさんは筝曲の世界では知る人ぞ知る大御所。
ある方の出版記念パーティで、偶然知り合って以来4年、月に必ず1回、水曜日に足を運んでくれるお馴染みさんです。
私より3歳も年上なのに、10歳以上は若く見える“ナイスなお姉様”です。

Yさん「こんにちは。 きららさんの顔を見るとホッとするわ!」

きらら「Y先生にそんな風に言われるなんて光栄です(笑)。 今日は腕によりをかけて珈琲お入れしますね(笑)」

Yさん「きららさんの淹れてくれる珈琲は美味しいのよね。豆がいいのかしら、それとも水?」

きらら「ノー、ノー! 腕がいいのですよ(笑)」

Yさん「今日はねえ、私のお弟子さんがお見合いすることになったんだけど、お相手の方との相性を観て欲しくて…。私自身は、良い縁談だと確信しているんだけど、最後はやっぱり、きららさんの“お墨付き”があれば自信が持てるし…」

きらら「ひょっとして、またY先生がお仲人を…?」

Yさん「そうなのよ~。私のお弟子さんばかりだけど、今回で10人目。きららさんと知り合ってからは5組かしら。その前の4組のうち離婚したのが2組あるけど、きららさんに観てもらってからは全員が家庭円満、離婚組はゼロ。私にとって、きららさんの占いは絶対に欠かせない宝物なんだから…(笑)」

きらら「お世辞でも嬉しうございます。お姉さま、珈琲、もう一杯お淹れしましょうか(笑)」

お二人のお名前と生年月日を戴いて、鑑定を完了。

きらら「大丈夫、◎です。お相手の方は誠実で、優しい旦那様になれる方ですし、“三国一の花婿”さんですよ。お弟子さんとの相性も申し分ないのですが、ただ、お弟子さんは少し我儘なところがあるので、男性の方を立てるようにすれば、さらに素敵なカップルになれますよ」

Yさん「やっぱりね。あの娘は独り娘だから、小さい時から、シャキシャキしてるっていえば聞こえは良いけど、我儘なのよ。よ~く言っとくは!」

きらら「ン? そのお弟子さんって、いつだったか、ここへ一緒にいらしたお譲さん?」

Yさん「そう、そう、あの娘。私の自慢の一番弟子よ!」

きらら「でも10組目の仲人だなんて、Y先生は晩婚の時代の“救世主”ですね(笑)」

Yさん「単なる“お節介婆さん”よ(笑)。 でも、今日はきららさんの“お墨付き”も戴いたし、これで10組目の仲人も安心して出来るわ」

きらら「10組と言わず日本のために、20組、30組と、若い人たちのお節介を焼いてくださいよ(笑)」

Yさん「そのためにも、きらら先生にも元気でいてくれなくちゃ、ダメよ~ダメ、ダメ!(笑)」

今日の「きらら館」は“オールド姉妹”の笑い声で一杯です。

きらら(11/10)