「心」

「きらら館」からのお詫びとお知らせ

本年初め(1月7日)、関東地方某県から初めて「きらら館」にお越し戴いたH・AさんとA・Mさんに当館からのプレゼントをお渡しするのを忘れてしまいました。誠に申し訳ございませんでした。心底よりお詫び申し上げます。
Hさん、Aさん、当欄をご覧になりましたら、お手数ですが、是非是非、「きらら館」までご連絡戴きたく宜しくお願い申し上げます。

きらら館


本堂先週末、20年以上に亘ってお付き合いのある茶道の師匠・W先生に連れられて、高名なお坊さんが主宰する「新年法話会」に久し振りに参加させて戴きました。

本堂での慣れない正座だけに、途中からは痺れる足をさすりながら(笑)の拝聴でしたが、お坊さんのお話をしっかりとメモ。今日は、その要旨を皆様に紹介したいと思います。

法話のタイトルは『心』――普段の生活にあって、ついつい忘れがちな「当り前のこと」を再認識させてくれるお話でした。

①「心に物なき時は 心広く体泰なり」
(心に何もなければ気持ちは広くゆったりしている)
②「心に我慢なき時は 愛敬失わず」
(心に自己主張の気持ちがなければ他人に対して愛敬を失うことはない)
③「心に欲なき時は 義理を行う」
(心に欲がない時は義理を欠くことはない)
④「心に私なき時は 疑うことなし」
(心に私心がなければ他人を疑うということはない)
⑤「心に驕りなき時は 人を救う」
(心に高ぶった気持ちがなければ他人を敬う)
⑥「心に誤りなき時は 人を懼れず」
(心に間違いがなければ他人を懼れることはない)
⑦「心に邪見なき時は 人を育てる」
(心に邪な考えがなければ人を育てることが出来る)
⑧「心に貪りなき時は 人に諂うことなし」
(貪る心がなければ人に諂うこともない)
⑨「心に怒りなき時は 言葉常に穏やかなり」
(心に怒りがなければ使う言葉も穏やかである)
⑩「心に勘忍ある時は 事すべて調う」
(我慢の心があればすべて旨くいく)
⑪「心に曇りなき時は 心静かなり」
(心が曇っていなければ気持ちも静かだ)
⑫「心に勇ある時は 悔むことなし」
(心に勇気があれば決して後悔することはない)
⑬「心賤しからざる時は 願い好まず」
(心が賤しくなければ他人に望むこともない)
⑭「心に孝行ある時は 忠節もまた厚し」
(親に対する孝行心があれば君に対する忠誠心も厚い)
⑮「心に自慢なき時は 人善を知り 心に迷いなき時は 人を咎めず」
(慢心する気持ちがなければ人の善を知ることが出来 心に迷いがなければ人を咎めることもない)

きらら(1/13)