『立ち止まる日』

『立ち止まる日』

七月も半ばに入りました。
朝から蝉の声が聞こえ始め、「いよいよ夏本番だなあ」と感じる季節です。
暑さに慣れてきた頃が、一番気をつけなければならない時期とも言われます。
「自分は大丈夫」と思っている時ほど、水分補給を忘れがちですから、不思議なものですね。(笑)

さて、世の中には「立ち止まってはいけない」と考えている方が少なくありません。

休んではいけない。
遅れてはいけない。
前へ進み続けなければならない。

そんな思い込みに、自分でも気づかないうちに縛られていることがあります。

占いのご相談でも、
「何か行動しなければ運気は変わりませんよね」
というご質問をいただくことがあります。

もちろん、行動は大切です。
しかし、いつも動いていれば良いというものでもありません。

車にも点検があります。
畑にも休ませる時期があります。
人間だけが、休まず動き続けられるはずがありません。

私は時々、散歩の途中で立ち止まって空を見上げます。
特別な理由があるわけではありません。
ただ、歩き続けていると見えないものが、立ち止まると見えてくることがあります。

風の向き。
雲の形。
鳥の鳴き声。

急いでいる時には気づかなかったことばかりです。
人生も少し似ているのかもしれません。

焦って答えを探している時ほど、答えは見つからず、
少し肩の力を抜いた時に、ふっと道筋が見えてくることがあります。

昔、「急がば回れ」という言葉を教わりました。
若い頃は遠回りを勧める言葉だと思っていましたが、今では「慌てる前に一度立ち止まりなさい」という意味も含まれているように感じます。

立ち止まることは、諦めることではありません。
次の一歩を確かに踏み出すための、大切な時間です。

毎日頑張っている方ほど、ときには何もしない時間を自分に許してあげてください。
案外その時間が、いちばん贅沢で、いちばん運を育てる時間なのかもしれません。

きらら(7/12)

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