『 健太君は将来が楽しみな逸材⁉』

『 健太君は将来が楽しみな逸材⁉』

ようやくの秋と思いきや、今度は台風。
もう日本には四季の「風情」はなくなったのでしょうか。

マスコミは初の“女性キャプテン”誕生と大はしゃぎでしたが、兄計らんや進水式直前に20余年の蜜月関係にあった“盟友”から三下り半を突き付けられるハプニング。
まさしく一寸先は闇!――永田港はテンヤワンヤの大騒ぎです。

さて、「きらら館」には、お見えになるお母さまに連れられてお子さんが来ることが時々あります。

先日こんなことがありました。
仮に健太君(5歳)としますが、鑑定中はスマホ、パッドで大人しく遊んでいたのですが、鑑定が終了した途端、「オバちゃん、僕も聞いていい?」

……いいわよ、どんなことかな?
健太「もし地球からニンゲンがいなくなったとしたら、誰が地球の王様になるのかな?」

占いでは太刀打ちできない( ´艸`)質問にドキッ!。

……う~ん。(ひと呼吸置いて)健太君はどう思うの?
健太「ニンゲンがいなくなる理由にもよるけど、僕は木や草などが地球の王様になり、家来は昆虫や鳥たちだと思うんだ」

大人には考えもつかないユニークな考えです。

……う~ん! でも、どうして?
健太「だって大昔にはいっぱいいた恐竜が全部滅びても、植物はしっかりと生き残っているんだもの。彼らは自分では動けないけど、強くなきゃ生き残れないと思うんだ」

確かに植物は、地面さえあればどこにでも生えることができます。

……健太君はどうしてそんなことを考えるの?
健太「ニンゲンは植物に生かされているのに、そんなことも考えずに、自分たちのために森林を切ったり除草剤を蒔いたりしてダメにしているんだもの。ニンゲンは、そのうち恐竜みたいに滅ぼされちゃうんじゃないかと思うからだよ」

ニンゲンは自然の一部だし、自然に生かされている存在です。
表現は拙いものの、健太君が言っていることは、思い上がったニンゲンの愚かさを指摘する「正論」です。
しかし、わたしの子ども時代には思いもしなかった疑問にはビックリです。

……すごいなあ、健太君は! 今度来た時に答えられるようオバちゃんも勉強しておくね。
健太「いいよ。ママやパパは相手にしてくれないけど、オバちゃんとは話が合いそうだから、また来るよ( ´艸`)」

5歳にしてこんな事を考えられる健太君は、将来が楽しみな逸材⁉――日本の将来も捨てたものではありません。

きらら(10/12)

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