『八月雑感』
一年の3分の2が過ぎてしまいました。
例年なら「残暑見舞い」の時期ながら、今年はさしずめ「惨暑見舞い」が適当(笑)。
<本日は先週、久しぶりに来館した著名な某誌ベテラン記者の“独演会”(聴衆はわたしひとり(笑))の要旨を紹介します。>
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「選挙前はあれやこれや美しい公約が飛び交っていたが、いざ与党惨敗の結果にほとんどがカラ手形に。
これでは「選挙」は単なる税金を使ったイベントだな(笑)」
「2大政党制&カネのかからない選挙の実現」のために導入されたはずの小選挙区制なのに、比例代表制を導入したことで、今や少数野党が乱立。
大同小異の精神は何処へやら。
一体、政治は誰の為にあるべきなのか。
永田町には本筋を外した我利我利亡者ばかりで、これじゃ日本には“”真の野党”は生まれないわな(笑)」
「昔の為政者は天災で国民が困窮した時には(非科学的だが)『天変地異は為政の乱れ故』とさっさと退任、それなりに責任を取ったものだが、今じゃ天災どころか、人災でもツベコベ能書きを並べて地位にしがみつく亡国の輩ばかりだよ」
「もっとも海外も日本以上に酷いけどなあ(笑)。
あの暴れん坊大統領は毎日、大言壮語しなければ気が済まないのかね。
もちろん背後の誰かの意を受けての“お芝居”だろうが、唯一、感心するのは80歳にしてあのスタミナぶりだな(笑)」
「しかし国連あんてイザとなったらだらしないよな。
平和な時にしか役に立たないんだからなあ。
イザとなると、『かくあるべきだ』と総論だけは立派なことを言うが、ウクライナ戦争、イスラエルのガザ地区攻撃など明らかな“戦争犯罪”には空っきし。
ミサイルが飛んで来ない所で能書きを垂れるだけなんだから、言っちゃ悪いが、どこかの国の“大本営”と同じだよ(笑)」
「この前、別の取材で能登半島に行ったけど幹線道路はそれなんりに復旧していたけど未だに手が付けられていない倒壊家屋も多かったし、あれじゃ完全復旧は道半ば以下だな」
「自分も席を置くメディアを批判するのは心苦しいが、急速に“真っ当なジャーナリスト”の仕事場がなくなっているんだよ。
わずかにラジオの一部番組で細々と活動しているのが実情だ。
耳目を集める派手な事件のドサクサに紛れて静かに“言論統制”が始まっているのかもな。
お笑い番組だって某局の事件のせいで、それまではコンプラ違反スレスレで笑いを取っていた面々が、すっかり“いい子”になってしまって(笑)…」



