『ガンコ先生の思い出②』
厳しさが予想されていた参院選、投票率の高さもあって、自公候補は過半数の50議席を取れず、衆・参ともに少数与党に転落したことで、政界再編の機運が高まりつつあります。
しかし、大小10党で構成される野党を分析するに、いずれ劣らぬ自己主張が強い面々ばかり。
果たして「大同小異」で足並みを揃えることができるのか。
場合によっては、これまで以上に混乱に拍車を掛けることも考えられます。
しかし、大小10党で構成される野党を分析するに、いずれ劣らぬ自己主張が強い面々ばかり。
果たして「大同小異」で足並みを揃えることができるのか。
場合によっては、これまで以上に混乱に拍車を掛けることも考えられます。
与党政権の惨敗の原因は、オールド政党と彼らに寄り添ってきたオールドメディアに対する有権者の「✖」の表れと言われています。
だとしても政界は理屈通りに行われるとは限らない“魔窟”、一朝一石で政治家の背筋が伸びるはずもなく、もう2~3度、国政選挙を経ることが必要かもしれません。
ところで、今回の選挙で目に付いたのは「女性議員」の当選者の多さ(37/125人)。
当選者の約3割を女性が占めるなどというのは昭和の時代には考えられなかったことです。
なぜ斯くも変わったのでしょうか。
女性議員の増加ついては、 時代の先読みを自負していたS先生は、かつてこんな風に語っていました。
(先週の『ガンコ先生の思い出』は大好評でした。お盆で来世からお帰りになっているS先生もきっとニンマリしているに違いありません)
S先生「ニンゲンを変えるのは時代環境だが、女性議員が急速に増加したのは、あのバブル時代以降だ。
バブルを経験することで『オンナだってやれば出来る』という成功体験を持ったことで、これまで<女だてら>にのひと言で抑圧されていた行動を一気に解放したことで、外れたタガは緩みっぱなし。
政界のみならず多方面への女性の社会進出は大々的なものになるだろうな。
その分、女性からは時代が定めていた<寛容さ>は失くなるし、そのぶんオトコは弱くなるだろうがな。
まあ文学的に言えば、昭和の女性には<後ろ向きの美学>があったが、そんなモノは今後は<無いものねだりの子守歌だろうな(笑)」
「人が変われば時代は変わる」――S先生の口癖でしたが、まさに至言です。
きらら(7/21)


