「共に白髪の生えるまで」

さくらの蕾も膨らんで…

もうすぐ春ですね。

人間と違って…自然は嘘をつきません。

今日はとても懐かしいお客さまが来てくれました。
わたしが山手線のG駅ビルに出演していた頃ですから、かれこれ10年ぶりです。

「お久しぶりです。Wです。覚えてくれてます?」

「もちろん覚えてますよ。本当にお久しぶりです」

「会いたかったわ~。あの時は本当にお世話になりました」

「お元気そうで何よりです」

「親身になって相談に乗って戴いたおかげで、今は何の心配事もなく幸せに毎日を送っています。――主人の女性問題で別れる、切れると大騒ぎ。きらら先生のところへ駈け込んだところ、『絶対に離婚しちゃダメよ!あと3ヶ月もすれば、ご主人は頭を掻きながら帰ってくるから』って懇々と言われて…」

「そうだったわね」

「先生のところへ行く前に、あちこちで占ってもらったのですが、全部が全部、『即刻、別れなさい』という鑑定ばかり。もうこれで最後にして、きらら先生にも同じことを言われたら離婚しようと決めて行ったところ、なんと『離婚は絶対にダメよ。3ヶ月だけ我慢しなさい』という想像外の言葉。『気休めかもしれないけど、よし、騙されたと思って3ヶ月だけ待ってみよう』と…。そうしたら2ヶ月後に、きらら先生の鑑定通りに主人が帰ってきて『すまなかった』と…」

「だって、あなたとご主人は切っても切れない縁で結ばれているんだもの。それを無理に別れようとすること自体、不自然なんだから…」

「早速、主人が帰って来てくれたことを先生に報告に行ったら、駅ビルの改築で占いコーナーがなくなってて…。ずっと気になっていたのですが、主人の転勤や何やかやで、先生に会えぬまま10年。それが数日前にスマホで『きらら館』を発見。何はともあれと飛んできた次第です」

「ありがとうございます。その後、ご主人は?」

「もう、人が変わったみたいに優しくなって、近場ですが、月に1度は旅行に連れて行ってくれるし、今ではわたしの“家来”状態ですwww。――もし、あの時に離婚していたら今のような幸せはなかったでしょうし、ホント、きらら先生には感謝です」

「ご主人はありきたりの罪滅ぼしではなく、『あなたほどいい伴侶はいない』と心から認識しているからこそ大切にしてくれているのよ。――だからご主人の愛情に、あなたも愛情で、それもできれば2倍の愛情で応えるのが大切なのであって、わたしに感謝するより、ご主人に感謝するべきです」

「偉そうなことを言っても、主人あってのわたしですものねwww」

「それこそが『共に白髪の生えるまで』の秘訣ですよ」

きらら(2/25)

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