「7つの心訓」

ホントに嫌になるほどの猛暑。

暑さ寒さも彼岸までとは言うものの、秋のお彼岸はまだまだ先。

今年ばかりは参りました(´;ω;`)

 

我が家の客人・チコちゃんですが、1羽は無事に孵化。

日々、少しづつ鳩らしくなっています。

巣立つ日までもう少しでしょう。

残念ながら、もう1個の卵は孵化どころか、卵のままで放ったらかし。

暑さのせいで?失敗したのかもしれません。

日中の温度が37度を越えたある日の夕方。
私が大ファンのK爺ちゃんがご来館。

勝手にK爺ちゃんなんて呼んでいますが、実業界では知らぬ人はいない超大物です。

「まあ、まあ。暑いのに…。さあさ、風を入れて。今、珈琲を淹れますから…」

「ご無沙汰してしまいました。変わりないようで安心しました。外に車を待たせているので、珈琲を頂いたら帰りますからお構いなく…」

年老いてもK大卒らしいダンディぶりは昔のままです。

「今日は、きららさんにお中元を持ってきました。それとこれも…。わたしが書いたので下手くそですが…」

「いつもお心遣い頂き恐縮です。あれ、色紙ですね」

墨痕黒々。色紙には、こう書かれていました。

【福澤諭吉先生・7つの心訓】

1.世の中で一番楽しく立派な事は一生涯を貫く仕事を持つという事です。
2.世の中で一番みじめな事は人間として教養のない事です。
3.世の中で一番さびしい事はする仕事のない事です。
4.世の中で一番みにくい事は他人の生活をうらやむ事です。
5.世の中で一番尊い事は人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。
6.世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。
7.世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。

「恥ずかしながら、学生時代には、こんな抹香臭い文句には反発していたのだが、この年齢になると、なるほどと思うことばかりで、手慰みに書いてみたんだけど…」

「ありがとうございます。大切にします」

「涼しくなったら築地にお寿司でも食べに行きましょう。それじゃあ、今日はこれで…」

「いつまでもお元気で。今日はありがとうございました」

きらら(8/6)