「和尚さまは月光仮面⁉」

雨の中、仏教界の大御所・名刹M寺のA和尚さまが「きらら館」にひょっこりと顔を見せてくれました。

AWAWA(*_*)。
突然の訪問にビックリ仰天。

いつもはお付きの人がいるのに、今日はおひとりです。

「どうしたんですか、和尚さん?」

「ちょっと用があって上京したものでね」

「今、美味しいお茶を淹れますから…」

腰を上げた途端に机の角で腰を打ってAITATATA。
あわてふためいてお茶碗をGACHAN。

「まあまあ、落ち着いて…。きららさんもお元気そうで何よりです」

「和尚さまもお変わりがないようで…」

「修業時代は、お母さんには大変お世話になりましたが、きららさんも段々お母さまに似てきましたね」

修業時代の和尚さまは亡き母の知り合いで、実家にもよく遊びに来ていました。
正式な肩書はナントカ大僧正なのですが、わたしは罰当たりにも?未だに子ども時代と同じ呼び方で和尚さんと呼んでいます。

「ひと目、きららさんの顔が見たくて寄っただけですから。車を待たせているので今日はこれで帰ります。今度はゆっくり来ますから。また奈良へ来ることがあったら是非、寄ってください」

何のおもてなしも出来ぬまま、和尚さまはスタスタとエレベーター前に。
とても90歳には見えません。

(^^♪疾風のように現れて 疾風のように去っていく(^^♪
まるで月光仮面です。(ちょっと古いかなwww)

エレベーター前で、「これ今日のお土産」と渡されたのが達筆で書かれた色紙。

『人間はロボットに非ず。鋼の信念があろうと心は揺れるし、感情は乱れるもの。けど、それは生きている証し也』

和尚さま、ありがとうございました。合掌。

きらら(7/4)