「覆水 盆に返る!」

都知事選まであと6日。

小池さんか、増田さんか、それとも鳥越さんか。

過去2人の知事が不祥事で途中退場しただけに、今度ばかりは”完走”できる方を選びたいものです。

Fさんが、2度目にお見えになったのは丁度、去年の暮でした。
今でも思い出すほど、とても深刻な表情でした。

Fさん「主人と離婚しようと決めたのですが…」

座る間もなく、いきなりの”衝撃発言”です。

きらら「まあまあ、珈琲を飲んで、ゆっくり話してくれる」

落ち着きを取り戻したFさん。ぽつりぽつりと離婚を決意するまでの経緯を話してくれました。

ご主人は証券マン、Fさん自身はデパート勤務。
結婚して3年。子どもは男の子がひとり。
離婚の原因は、ご主人の浮気疑惑。

Fさんの今後のことならともかく、ふたりで話し合って出した離婚という決断に、あれこれ意見を差し挟むのは如何なものか?とは思ったものの、何はともあれ、ふたりの生年月日をお伺いして鑑定させていただきました。
プルメリア
あらら!――最高といっても良い❤夫婦縁です。

きらら「ご主人との相性度数は93点。――別れられないというより、別れてはいけない、もったいない夫婦縁ですよ。これから先、Fさんにとってご主人以上の男性は、まず現れないと思いますよ」

Fさん「でも、もう決めたことですから…」

きらら「お節介かもしれないけど、お子さんもいることだし、考え直したら…」

Fさん「いいえ。――浮気を問い詰めても謝るどころか、『浮気なんかしていない』と頑として認めないんですから、腹が立って腹が立って。じゃあ『別れましょ』、『ああ、別れてやるよ』と、売り言葉に買い言葉で離婚を決めましたから」

万事休す! ――なかなかに頑固です。

きらら「おふたりが話し合って決めたことにとやかく言うつもりはありません。しかし、たとえ離婚しても、早ければ6ヶ月、遅くても1年後までに、ご主人ともう1度、結婚すると思いますよ」

Fさん「そ、そんなことは考えられません。わたしは後を振り返らない女ですから…」

あれから7ヶ月。

開店早々の『渋谷・きらら館』に、小さな男の子の手を引いたFさんがひょっこりと顔を出しました。

Fさん「きらら先生、こんにちは。Fです。ご無沙汰です」

きらら「久しぶりじゃない。こんなに早くからどうしたの?」

Fさん「家族で渋谷まで来たものですから、予約も入れずに来ちゃいました」

きらら「……(エッ、家族で? ということは、もう再婚したのかしら?)」

Fさん「先生の鑑定通り、去年別れた主人と1ヶ月前に”結婚”しました。テヘヘ( ´艸`)」

きらら「そら見てごらんさい(笑)。――『考え直してみたら』って言ったら、『わたしは後を振り返らない女ですから』だなんて、どこのどなたが仰ったのかしら(笑)」

Fさん「失礼しました。あの時のわたしはどうかしてたんですよ(笑)。――別れて、あれこれ考えるうちに、やっぱり『わたしには、主人しかいない』と思うようになり、恥を忍んで(笑)主人に『結婚してください』って”プロポーズ”したところ、主人も『こちらこそ』って…。次の大安の日に結婚届を出しました」

きらら「まあまあ。入れたり出したり、ご苦労様でした(笑)」

Fさん「今は、以前よりずっとラブラブで~す(笑)」

きらら「ごちそう様!(笑)――『覆水 盆に返る』――この子のためにも、これからも力を合わせて幸せな家庭を築いてくださいね」

Fさん「分かりました。――でも、きらら先生の『相性度数』って凄いですね!」

きらら「93点というのは滅多にない点数なんだから、自信を持って頑張るように…ネ!」

Fさん「今度は主人と3人でお伺いします。本当にありがとうございました」

きらら「暑いから脱水症にならないように気をつけるのよ。――ボクも(@^^)/~~~ね~!」

きらら(7/25)