「目指せ、三国一の花嫁さん!」

まさしく花の命は短くて…。

満開も束の間。

千川通りの桜の木には薄緑色の葉っぱが多くなりました。

Fotolia_103062000_Subscription_Monthly_XXL (1)先日、きらら館にお見えになったNさんは東北地方某県出身。
昨年、大学を卒業して上京。
社会人1年目のフレッシュ・ウーマンです。

Nさん「占いは初めてなのでドキドキしています。どうかよろしくお願いします」

表情からも生真面目な性格というのが分かります。
緊張をほぐすために珈琲を奨めます。

きらら「とっておきの珈琲があるから…」

Nさん「うわっ、いい香りですね。美味しい!」

珈琲を飲みながら、ひとしきりの桜談義。

Nさん「わたしの田舎では、桜はまだ蕾なのに…。この前、上野公園に行ってみたのですが、桜は半分ぐらい散っているし、何より人が多いのに圧倒されてしまいました」

緊張がほぐれたところで…。

きらら「ところで、今日は何の相談かしら?」

Nさん「大学時代のサークルの先輩にお正月頃に会った時に告白されちゃったんです。その先輩は、相談相手というか、仲の良い年上の友人というか、わたし自身は恋愛対象としてまったく考えたことがなかったのに、突然『君のことがずっと好きだった。もしOKしてくれたら今の会社を辞めて、僕も上京するから考えて欲しい』って。あまりにも一方的な告白だったので、びっくりしてしまって、まだ返事はしていないのですが…」

お見えになった時と違って真剣な顔つきです。

Nさん「先輩には、色々教えて貰ったし、好い人とは思いますが、さっきも言ったように、結婚相手どころか、交際相手として考えたことなど一度もありません。今のわたしは社会人としてスタートを切ったばかりで、お仕事も覚えなきゃいけないし、資格を取ったり、語学の勉強とか、色んなことに挑戦したいし、相手が先輩じゃなくても、結婚なんて、まだまだ先の話です。――初対面のきらら先生に、こんなことを相談するのはご迷惑かもしれませんが、親には心配させたくないし、さりとて、まだ東京に信頼できるお友達もいないし、ネットで拝見したきらら先生なら何となく相談に乗ってくれそうな気がして…」

Nさんの性格的上、その先輩に対してストレートに「NO!」とは言い辛いし、角を立てずに断るには、どうすればいいか?と3ヶ月近く悩んでいたようです。

きらら「生年月日を教えてくれる」

おふたりの生年月日をお伺いして鑑定させていただきました。

きらら「心配無用よ!先輩の方は、つい最近、結婚してるはずよ(笑)」

Nさん「えっ、そうなんですか?」

きらら「先輩の方には、年末から年始にかけて、これ以上ないというほど大きな『結婚★』が巡って来ていたの。おそらく、あなたに告白した時は、言葉は悪いけど、相手は誰でもいいから結婚しようって、周りの女性に片っ端から告白していたんじゃないかしら」

Nさん「そうなんですか。酷いなあ、ちょっとは尊敬していた先輩なのに。幻滅しました!」

きらら「でも、上京してくることもないし、もちろん返事の必要もないんだから、いいじゃない(笑)」

Nさん「そうですね。3ヶ月もあれこれ悩んで、わたしったらバカみたい!(笑)。でも本当に先輩は結婚したのかな?」

きらら「100%していますから(笑)。――今度、故郷に帰ることがあったら確認してごらんなさい」

Nさん「はい。でも、占いってすごいですねえ。また、何かあったら相談に来ますからよろしくお願いします。ところで、わたしに大きな『結婚★』が回って来るのはいつ頃ですか?」

きらら「まだまだ先よ。――ズバリ!『30歳の誕生日±1ヶ月』かな。それまでは、”三国一の花嫁さん”になれるよう、しっかり頑張って…!」

Nさん「はい!」

きらら(4/11)